No.4495の記事

JAZZの魅力

かつて20台の前半、友人(と言っても10歳ほど上)に誘われて訪れたとあるJAZZ喫茶。場所も店の名前も忘れたが、かなりの衝撃だった。田舎から出てきたばかりの私にとって、それはまさにアメリカのディープな匂い。彼がくれたアルバムは今でも聴いている。その後新宿ピットインなども訪れたが、最近はやや遠のいている。

若いころはJAZZにそれほど深くはまったわけでもないが、最近なぜかカナリはまっている。Nora Jonesのセクシーなヴォイスもイイのだが、やはりJAZZはリズム。下で紹介したKARENのCDはかなりそのイメージにフィット。最近では車の中でも、研究室でも、彼女のナンバーが流れている。

アップロードファイル 125KBで、彼女のコンサートがたまたまピッタリの日に入っていたので、予約を入れた。場所は代々木のHOT JAZZ LIVE SPOT NARU。ディナーもOK。代々木はわが本籍地にして、20代後半から30台前半まで、プライベートと仕事で7年間を過ごした地。当時は1DKのマンションに親子5人で住んでいた。この前、ある事のついでに見てきたが、今でも当時と変わっていない。

終了後、新宿の高層ビル街で飲んでこようかと思っている。独身時代は彼女と住友三角ビルの最上階にあった「あしべパーク」に足しげく通ったもの。展望も最高で、プライスも手ごろだったが、もうないだろうな・・・。ほかには六本木の「バグパイプ」とか・・・。懐かしい響きだ。

こう振り返ると、わが人生の縞模様が見えてくる。時々に人と関わり、何かを共有し、時間の流れの中で記憶の層に沈んでいく、それぞれの時代。音楽はその一つひとつの光景をヴィヴィッドに思い出させてくれる。来るべき時代において、それらはどう思い出されるのだろうか・・・。