No.3935の記事

Dr.Lukeの一言映画評

午前中に筋トレをしているためか、やたらと肉が食いたいと感じ、昼をチネチッタの『モーパラ』にて。ここは90分間食べ放題で、何と1,200円!赤肉でシャブシャブなので、脂肪はまったく落ちてしまい、極めて良質のタンパク源となる。かくして2皿をたいらげた。

アップロードファイル 14KB映画はしばらく振り。『インランド・エンパイア』。かなりマニアックな作品であり、一言で言えば、メタを喪失した病者の世界を描く。もっと簡単に言えば、現実と虚構が区別できなくなった人の内面世界。つまり妄想の世界に生きる人々が味わっているであろう内的世界である。

ストーリーの構成はコチラを参照してもらいたいが、このメタの視点を失っているのが、朝に書いた重症解離性障害の診断を頂戴している朝青龍であり、ニッポンキリスト教に多い病んだ人々なのだ。まあネット内にしか生息場のないキャラたちにも言えるだろう。究極のメタはもちろん私たちの神であるが(→科学と信仰)、私たち自身がメタの視点を失えば、言い換えると自分を相対化できなくなるならば、それはただちにインランド・エンパイアの世界に陥るわけ。ウイットネス・リーだのダビデ・張だのを、預言者だ、使徒だ、はたまた"キリスト"だと信じてメタの視点を失ったキリスト教徒などもかなりコワイのだ。頭脳の混乱を厭わない人々にお薦め。

アップロードファイル 5KBで、またミュージックショップを漁ったところ、ビヨンセのDestiny's Child-Destny Fulfilled-を購入。このリズムはかなりはまる。昔のPOPsがメロディとリリックで聴かせたのに対して、これは明らかにリズムであり、生理学的な快感を志向している。ちなみに最近、わが青春時代を彩るオリビア・ニュートン・ジョンの懐メロ的アルバムが出たので聴いているが、どうもメロディが古くて、かったるいのだ(当然だろの声)。アップロードファイル 7KBビヨンセなどは多分スペクトルが1/fからは外れているかも知れないが、心臓の鼓動とシンクロし、さらには脳波のα波を賦活化しているのだろう。こちらはとても歌えるものではないが、そのリズムに入り込むとき、なんとも言えず心地好い。

かくして早いもので夏の日差しも朝夕は和らいで来ましたが、夕のジョッギングもビヨンセを聴きながら気持ちよく走れる次第。