No.2098の記事

風の向き

安倍新内閣が発足。風を読めなくて冷や飯を食わされたり、論功労賞をもらったりで、「仲良しクラブ」とか、「安倍チーム」とか揶揄されているようだが、安倍さんはけっこう深いものをもっている(と言ってもあまりイイ意味ではない)。戦犯であった岸信介を祖父に持ち、東京裁判についても忸怩たるものを感じているようだ。見かけに反して、靖国問題などに白黒を言わないなど、けっこう日本人的ネチっこさをそなえている。来年の参院選が本当の勝負時だろうが、すでに風の向きは変わった。

ちなみにわが長野県もあれだけはやし立てた田中知事を引きずり下ろし、前に書いたように、ついに脱・脱ダム宣言だそうだ。これが大衆と言うもの。主イエスを十字架につけたときもまったく同じ。私のうちにいつも響いてくる時代の霊の声がある。それは名画『ベン・ハー』でメッサラがジュダに言った台詞:「時代のパワーに従え、今はローマだ。あれ(主)ではない!」。ここへ来てその風圧が増していると感じている。しかもそれは世からよりもキリスト教界の中から吹いてくる。

Commented by Luke 2006年09月27日(水)22:16

英紙が安倍氏に対して、「過去ごまかさない方法を」とイイ指摘をしてくださっています。欧米はちゃんと感知しているようですね、安倍氏の病理を。

http://www.asahi.com/politics/update/0927/011.html?ref=rss