No.3731の記事

盲人が盲人を・・・

どうもどなたかが、ローカルチャーチの最高裁決定の記事を早速かの場所にコピペして下さったようでして、次のようなレスがついておりました:

すっげえ論理の飛躍。
これ、カルト性うんぬんの判決じゃなくて
名誉毀損の訴えが認められなかった事案だろ。
この人のブログ、人を軽はずみに精神病扱いしすぎててムカムカする。
気に入らない奴はみんなカルトで精神病?
この唐沢という牧師は
たとえば自分が元信徒に訴えられるようなシチュエーションにでもなったら
どんなこというつもりなんだろうか。
「原告は精神病なんです!」とか言わないでほしいもんだ。
牧師さんだったら
もうちょっと愛のあるブログにしてほしいね。

いかにもニッポンキリスト教徒らしい、何とも微笑ましいレスでありますが、ムカつきながらも、わざわざお越しくださっているんですね^^ただもうちょっと精神医学なりをお勉強して欲しいかと。「みな精神病」などと言っていませんよね。

まあ、私の物言いが、ニッポンキリスト教バリバリのある種の人々の気分を害している事は十分に承知なのです。そもそも私はニッポンキリスト教公認の牧師様などではないと、前々から言っているのですけどね。私は精神病理の学徒であります。

で、下の「病識の欠如の問題」の記事にSalt氏がいつもどおりするどい洞察眼で書いております。私もまったく本音は同意ですね。Salt氏もけっこうメンドウな立場に置かれることがあるものと推察、また共感いたします(ちょっと引用を失礼します):

真昼の懐中電灯
 Luke氏が,blogに「病識のない者がビョーキの人と関わる危うさ」について書いておられたが,まさにそのとおりだと思っていると,銀治郎君から「全くだ」というメールが届いた。
 勘とやさしさで外科手術などできないように,心の問題はいっそうややこしい。
・・・
 「霊」という人間の存在や意志決定の核をなす部分について全く無知である者が,心の問題に触れることなど出来るはずもない。
 私は,いろいろな相談を受けざるを得ない立場にはあるが,これは実にしんどいことである。子どものちょっとした悩みにのるだけでも,背景にあるものを考えるとドドッと疲れる。私は教育に関わる問題のごく一部の事柄に関して,ささやかなアドバイスが出来る程度の知識と経験しかないというのが正直なところ。
 最近は私のキャパを越えるしんどい話も多い。そういうのをいくら聞かされても,うんざりするだけで,どうしてあげたいという気持ちもおこらなかったりする。「自業自得」という以外ないからだ。
 部分的に共感や同情は出来ても,それでおしまいである。ビョーキの人には同情は出来ても共感は出来ない。時には,いくら悲惨であっても同情する気持ちがおこらないこともある。
 所詮,他人の問題は私の問題ではない。ビョーキの人には,自分の病状も,原因も見えていないことが多い。
 もし,間違っていればご指摘をいただきたいのだが,「これは,冷淡で愛がない」ということとは違う次元のことだと思っている。
・・・
 サタンは自分の運命に引き込もうと,自分のビョーキのフィールドへと,同調する人々の霊を巻き込んでいるだけなのだ。
 そこへ,小児的万能感を持った正義のセンセイたちが助けにいって,同じ渦に巻き込まれているだけだと感じる。
 
 盲人に盲人の手引きは無理。

 真理の光,真昼の光のもとでは,「私が懐中電灯で照らします」と手を挙げる人は,ただの馬鹿にしか見えない。

私に愛を期待するのは、ちょうどパソコンショップに野菜を買いに行くのと同じであろうかと思うわけです(笑)甘えの構造の典型事例ですが、ニッポンキリスト教の牧師様はこういった人々のお世話をした上がりの献金で食べているわけで、牧師様がおかしくなるのも無理はないものと同情する次第です。

付記:私は信徒対牧師の関係で交わりを持ってはいないのですが、仮に兄弟姉妹から訴えられたら、あえて争いませんね。彼/彼女がお気に済むようにされればよいでしょう。

Commented by Luke URL2007年07月20日(金)21:07

ちなみに地方教会からの受け取った告訴する旨の通告書にはこう回答しています:
http://www.geocities.jp/the_local_church/Message.html

ところがその後、彼はこうなりました:
http://www.geocities.jp/the_local_church/Res/yosilttr.html

東京に在る教会からは次の回答を得ました:
http://www.geocities.jp/the_local_church/Res/Hagilttr.html

山谷少佐も果たして・・・楽しみですね^^

Commented by Luke URL2007年07月20日(金)22:11

また小学校で女児が刺されましたね(→http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/68895)。犯人はやはりビョウキの人。日本ではなるべく患者さんの人権を配慮して、院外ケアをする方向なのですが、受け皿ができていないのです。これをリスクマネージメント(患者の人権保護)とリスクアセスメント(社会の蒙るリスク評価)と言いますが、互いにトレードオフの関係にあります。私の義兄は精神科の開業医ですが、彼はいつも言っています「最近は町に妄想や幻覚を持った患者さんがウロウロしているよ。」と。日本の精神医療はきわめて寒いのですよ、皆さん。

Commented by 愛があるぶろぐ・・・? 2007年07月21日(土)17:29

問題を無視してそれを擁護するより、
ちゃんと問題を指摘してくれる方がよっぽど愛があると思います。