No.2751の記事

Dr.Lukeの一言映画評

午前中はいつもどおり『ぶらり途中下車の旅』を観た後、プールとサウナ。午後は映画。その前にこの数日間エクセルと共に確定申告書類と格闘してきたが、ついに完成。来週、退院した後、ただちに提出できる体制を整えた。

アップロードファイル 38KB映画は『ドリームガールズ』。ハリウッドの黒人系俳優勢揃いと言うところ。元々はブロードウェイ・ミュージカルだったようだが、映画化。3人の黒人少女たちのアメリカンドリーム実現の旅。愛があり、裏切りがあり、嫉妬と妬みがあり・・・。3人のあどけない少女が、今話題の叶姉妹みたいなオトナの女に成長する様は役とは言え、お見事。ミュージカルだけあって、けんかする場面も歌になっている。しかしファンタスティック。実に良かった。曲もジャズあり、ソウルあり、ブルースあり、ポップスあり、ディスコあり・・・と。しかし黒人はやはりスゴイ。

それにしても私の音楽の原点は70年代にある。何だか学生時代のディスコのノリで郷愁を駆られた。思い起せば、当時のディスコは、あの『サタディナイトフィーヴァー』のノリで、いつもかかっている曲と言えば、日本のは大橋純子の"シンプルラヴ"、外国のでは"I Was Made For Daincing", "Hello, Hello, Mr.Monky", "ラスプーチン"、そして"YMCA"など。私は勝手に踊るのが好きだったので、"YMCA"で振りが揃うとしらけたものだ。特に今回の"One Night Only"などはまったくこれらの曲調で、つい青春時代にタイムスリップ。

思わずサウンドトラックCD+DVDを買ってしまったが、しばらく車の中で楽しめそう。日常性からトリップしたい人にはぜひお薦めの作品。

Commented by Luke 2007年02月24日(土)21:19

最後の引退場面では、ついキャンディーズの解散コンサートを思い出してしまった。キャンディーズでも見栄えのいい蘭ちゃんを中央にしてからブレークしたそうだ(オヤジ性を晒すので、書くまいと思っていたのだが・・・)。

それにしても思うのは、エフィーの生き方から分かるように、歌がうまく、ソウルがこもっているのはむしろ大衆にウケないこと。ゴルゴ13のさいとうたかお氏(同氏はこの言い方には憤慨するそうだ)も言っている、「自分が書きたい物を書いていたらダメ。大衆が欲している物を書くのだ」と。大衆が求めるものは主張がないもの、あったらダメなのだ。(大衆の潜在的欲求の投影スクリーンとなるわけ)

福音が商品(ビジネス)とされている今日のニッポンキリスト教界も同じ。当たり障りなく、神はあなたを愛している、そのままのあなたでよい、あなたは神のVIP、人生はやり直せる、人生の成功の鍵は、パワーフォーリビング・・・などと説教していないとこの業界、牧師も生き残ることができなくなるようだ。