No.185の記事

麻原氏の運命-霊的真空-

死刑判決・・・。不思議な人物である。こんな男にどうして若者があれほど群がるのだろう?判決は一応の区切りにはなるが、犠牲者にとってはまだまだ続く果てしない虚しい旅である。

95年当時、Time誌が、日本の霊的真空に吸い寄せられて、あの事件が起きたと論じていたが、この真空はますます深刻さを増している。

転じて教会は真理の柱であるにもかかわらず、実は真理を教えていない。提供しているのはあいも変わらず「あなたは神のVIP、神はあなたを愛している、世界でひとつだけの花、オンリーワンでいい」という砂糖まぶしの"福音"。

これでオウムにかかわらる若者を説得し得るであろうか?すでにキリスト教界の浅薄さは見抜かれている。タケシのような人物によれば、ボクシたちなんぞは切り刻まれてしまうであろう。

真の福音とは何か。究極には自己かキリストか。イエスかノーか、それ以外は悪から出るとあるとおり。実はオウムなどにはまる連中には魂と霊を切り分けるハードコアな福音が必要なのである。

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メル・ギブソンのキリストの受難を描いた映画で死者が出たとか!?言葉もすべて当時のローカルな言葉を用いているらしい。日本では5月公開とのこと、少し楽しみである。