No.159の記事

怖くなってきました

『白い巨塔』です。里見も鵜飼医学部長に、原告側証人に立つならば日本では研究ができなくなるかも・・・と暗に脅されるわけですが、この場面は実は医学部だけではありません。

教界でも立派にこの手の話があるわけでして。実は私などもある教会の裏の真実を一部で明らかにしたところ、相手の代理人弁護士から訴えるぞ、との通告書を送られたこともあるのです。まあ、もともと公にするつもりはなかったのですが、通告書まで送られては沈黙するわけにもいかず、行きがかり上その通告書も含めてすべてオープンにしてますがね。他にもけっこう有名な偉い"聖霊に満たされた"センセイからコワイ電話をいただいたりとか・・・(これは内々の話ですから、あまり表立てる必要もありませんが)

ある大きな教会で、有能な副牧師も主任牧師の逆鱗に触れて追放・・・といった事件は事欠きません。コワイですよ。医局も教界も。前から言っておりますが、このふたつ、実に良く似ています。

<主任牧師→副牧師→役員婦人会→信徒代表会→末端信徒>

これは

<主任教授→助教授→看護婦長→医局長→末端医局員>

とパラレルです。

特にですね、医局ではナースステーションを丸く治めること、教会では婦人会を・・・なんです(まあ大奥ですね)、物事を波立てないコツは、ですね。やれやれ・・・。特に組織化されるほどにその傾向を強めます。ある教会では牧師に面会する前に、Aさん→Bさん→・・・→牧師というルートをたどらないとならないそうですね。A,Bさん辺りが婦人会なんです。

また医局にはジッツという勢力範囲がありまして、○○大学系列や系列病院が重要なんですね。教会も○○センセイ系列とかありまして、ある地区で聖会を開くには地元の有力なセンセイに挨拶しとかないと後が大変と。系列外の人が無断でシマに入るとエライことになるようです。

ニッポンキリスト教の深部を知るある方が言っておりました、「今○○のカルト化が騒がれているけれど、こうやって表に問題が出るだけ、まだまともな証拠。一番問題なのは見かけがキレイで何も問題が顕在化しない教会ね、むしろ・・・」と。「う〜ん、なるほど〜」と思わずことばに窮してしまいました。