No.1421の記事

ラビ・バトラの緊急予告

アップロードファイル 4KB日本国破産のシナリオ

90年代初頭のバブル崩壊を見事に予測した経済学者ラビ・バトラ氏の警告。外来のザリガニやタンポポが日本の繊細なそれらを駆逐するように、アメリカが日本の道徳や倫理を無視した市場主義経済で日本を食い荒らすと指摘。その代表が、日本的共同体であった会社を、株主利益を優先して株価を吊り上げることによる時価総額経営へと誘導し、その典型がライブドア事件であり、その裏にはアメリカの資本があると推測する。

85年のプラザ合意以来着々とアメリカの日本支配戦略が進行しているとする。否、ペリーの時代よりそれは計画されていた。前に私は、日本はアメリカとの関係において、開国で<政治的去勢>を、敗戦で<軍事的去勢>を、バブル崩壊で<経済的去勢>を受けたと指摘したが、ここまで来るともう彼我の言いなりとなるしかない。

借金は国と地方で1026兆を超え、原油は1バレル100ドルを超えて経常黒字は減少し、日銀の量的緩和解除で国債乱発は避け得ず、しかし郵政民営化で350兆の資産はアメリカに流れて新規国債は消化できず、かくして金利が暴騰して、日本は破綻する。日本企業は、例えば長銀のように何百億も公的資金を入れながら10億で買収されたように、外資ハゲタカファンドによって食い潰される。格差は広がり、一部の富豪とほとんど貧乏人。そしてアメリカにとって国益がなくなれば、日本は貢ぐだけ貢いで捨てられる。

このシナリオは私も折に触れて語ってきたが、なるほど、である。下で「愚かなり市場主義者」と「借金は純債務で見るべし」の二つの見解を紹介したが、どうも前者が正しいようだ。財政再建のお手本は二宮金次郎など、わが日本の江戸時代にあるのだ(参考)。灯台元暗し。

加えてDr.Lukeの緊急予告によれば、アメリカ産の油注ぎの器たちによって食い荒らされているニッポンキリスト教も同じ運命をたどるだろう。

Commented by ICHIRO 2006年02月23日(木)14:52

原油高で貿易収支が赤字だそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000050-jij-bus_all
これからニッポンはアメリカによる
ゲッセマネ(油しぼり)なんですかね。