なぜキリスト教なる宗教が生まれるかの一例
- 2016/07/22 14:07
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:信仰
- Tag:キリスト教, マトリックス
ルカ6:31は黄金律として有名なキリスト教の誇る「教え」です。すなわち、「自分がしてもらいたいように、人にも同じことをせよ。」・・・と、と、と、コレ、まったくの誤訳!ギリシャ語をそのまま並べると―
また/ちょうど同じに/願い続けよ/こう/彼らがし続けている/あなたがたに/その/人間たちが/また/あなたがたが/し続ける/彼らに/同じに
要するに「彼らがあなたがたにしていることと同じことを彼らにもすることを願え」というわけ!真逆でしょ!?彼らの測る秤に従って秤り返すことを言ってい るのだ。あるいはあなたに彼らのしたことが、善であれ悪であれ、それと同じ分量のお返しをせよ、と言うこと。天秤のつり合いの問題。
いわゆる「愛こそすべて、なんでもかんでも笑って許して」といった和田アキ子的価値観とはまったく異なる。だからこそ、ジーザスは十字架につかれたのであ ろう。笑って許しては神の秩序を崩壊する。これが実はキリスト教の根本病理なのだ。それはまさに人間のマインドが勝手に生み出したマトリックスなのだ。