独り言

くーるびず

わが大学でもついに導入された、クールビズ。エアコンを高めに設定することによって、けっこうなエネルギーの節約になり、CO2排気量も減るらしい。しかしだ、世界の22%のCO2を排出するアメリカと18%の中国を何とかしない限り、どうしようもないのだが。

ちなみに来日中のPenny女史が、お台場の観覧車に"COOL BIZ”とあったのを見て、"Oh, Cool B Twelve?"と読んでいたのが面白かった。"IZ"が"12"に見えたわけだ。私はついボーイング29(B29)を連想してしまったが・・・。要するにジャパリッシュ。暑い夜の笑い話でした。

(しかし、こんなマイナーなBlogにもスパム投稿が入って困っています・・・。何の意味があるのだろうか?)

う〜ん、怖いですね

エホバの証人の教会が放火されたが、信者の女性の犯行と判明(→記事)。夫が破門された事に対する逆恨みによる犯行。怖いですね。多分、自己愛性人格障害や妄想傾向を持っている人でしょうが、こういった病気の入ったとの関わりでは、リスクを必ず負います。アメリカあたりでは精神科医師やカウンセラーでも、クライエントから虐待されたとかで訴えられる事もあります。私もニッポンキリスト教との関わりを得てからと言うもの、静謐な生活がかなり乱されております(汗)。嗚呼、早いところ山に篭りたいものだ・・・。

フラット化する世界

先に同名の本を紹介した。ネットと言うメディアにより、誰でも、例えややビョウキの入った人でも、それなりの発言ができ、専門家を気取れる社会だ。

本日の『クローズアップ現代』によると、アジアでのパイロット不足を補うために、採用条件を緩和し、従来コーパイまで3年、キャプテンまでさらに10年かかったシステムを、2.5年と5年とするシステムに変えるらしい。約半分の期間で機長が誕生するわけだ。そして給与も従来の半分だとか!?まあ、これまでが2,000万円を超えていたので、半分でも1,000万円である。

で、そこに登場したパイロットの卵が面白い。フリーターに、ホテルのカウンターマンに、畜産の研究者だとか・・・。パイロットと言えば、超専門職で、エリートだったが、それもどうも大衆化するのだろう。

かつてスチュワーデスもハイヤーで送り迎えされた時期があったが、今や時給1,000円の臨時雇いもあるらしい。わがマンションは羽田に近いためにパイロットが何人かいるのだが、彼らも今やタクシーで行き来しているようだ。

航空大国アメリカでは、過当競争が激しく、弱小の航空会社だと機長自らが荷物の積み下ろしをするところもあるらしい。が、そういった会社はやはり事故率が高いのだ。

ここでも昨日も書いたが、パイロットと言う一種のギルド社会での職人的プライドと品質を担保された時代から、単なるサラリーマン的なパイロットの大量生産時代に変わりつつある。下手をすると粗製濫造もあり得るわけだ。かくしてこの業界もフラット化するわけで、多分にモラルの低下によって、事故や問題が今後増えてくることだろう。

そしてこれはキリスト教界でも同じ。先に紹介した佐藤優氏の著書によると、カール・バルトも西洋キリスト教の失敗はコンスタンチンによる世との結合にあると指摘しているらしいが、まさにそのとおり。黙示録にあるペルガモ(結合の意味)の教会は世との姦淫を犯した教会だ(→教会歴史について)。

かくして現代のニッポンキリスト教を見てみれば明らかなとおり、あなたは神のVIPだ、として人を喜ばせ、人を気持ち良くする、人に媚びる、動機においてかなり疑問を持たざるを得ない伝道がなされつつある。1%コンプレックスの裏返しなのだが、これが実に大きな罠であり、商売をしたい牧師や自己栄光化の霊に酔っている人々にとっては実に魅力的なのだ。

前々から指摘しているとおり、キリスト教徒を増やしても何らの意味もない。しかし古のローマでおきたように、今後下手をすると"キリスト者"の粗製濫造が起きてくることであろう(塩野氏は「ローマが融解した」と表現している)。彼らが神の名によって社会を運営する光景などは考えただけでゾッとする。そしてこれはかの佐藤優氏も大いに懸念することなのだ。

ちなみに佐藤優氏も現在のキリスト教のあり方には大いなる疑問を覚えているとのこと。キリスト者を自称する人の高いところからの発言と偽善性がたまらなく嫌なのだとか・・・。

彼によると神学とは、ひとつは「護教論」であり、ひとつは「論争論」であり、その究極は、相手は異端、自分は正統と主張する先鋭化に至ると。けだし名言だ(笑)。が、今後これが起きてきますね、流れに従わない者はカルトであり、異端であると・・・。

本音を語ると、私はニッポンキリスト教の今後に対しては、ある種の恐れを覚えている。表が綺麗に見えるほどに、実に不気味にして怖い世界になり得ると感じているのだ。これは理屈ではなく、私の霊的生理的感覚である・・・。

人格障害と言う人々

不思議なものでして、この人々は、他者から疎まれること、嫌気されること、呆れられること、これらのことをあえてして、結果は他者からますます遠ざけられることになる。そして結果として、他者の評価を失い、拒絶されて孤独感を深め、自分を疎外した他者を恨むようになる。

加えて何故かいつも挑発的なのだ、表情も態度も。自分がココにいるんだぞ、自分は立派なのだぞ、自分はこうして生きているんだぞ、とつねに自己主張していないと、消え入りそうな脆弱な自我構造を有している。ある種の「声」を聴いている節もあるし、つねに自分の内的世界で自作自演の空回りをしている。内部表現が歪んでいるために、勝手な思い込みで他者と関わる。これでこじれる。

もっとも困ることは自分のしていることの異常性に気がついていないか、指摘されても決して認めないこと。かくして何度も何度も同じ問題を繰り返す。これを強迫反復と言う。そしてニッポンキリスト教には実にこの種の人々が多い。別の施設に紹介したいが、薬が効かないので、臨床医も人格障害は逃げることが多い。自己を病んでいる人―あまりにも現代的な人々ではある。

ハンカチとハニカミ

が最近のキーワードだそうだ。野球とゴルフと。ふたりとも何となく似ている雰囲気を醸しているが、いわゆる美男子ではなく、ある意味平凡だが、ちょっとした気品がある。それと無臭な感じか。一時期の韓流ブームの人気俳優と何か合い通じる要素があるようだ。おばちゃんたちの人気も高いらしい。

ハンカチ王子も、ハニカミ王子も、大衆の前でしゃべると実に初々しく、これでは女性の母性本能をくすぐるであろうと推測する次第。ちなみにブッシュもそういったハニカミの雰囲気で結構女性に人気があるのだとか!?

私たち昭和30年代の谷間の世代にはこういったヒーローはまったくいなかった。今もいない。むしろ最近、この世代の人々が談合や政治汚職で続々と捕まっている。わが世代の出世頭安倍さんも何となくダッチロールに入っているようですし、何ともなコントラストだ・・・とやや苦虫をつぶす的な今日この頃ではある・・・。

安倍氏の怨念

ココへ来て憲法改正への手筈が整いつつある。しかし『週刊新潮』の今週号によると、教育改革によって、教員の管理体制がさらに厳しくなり、教育現場はさらに荒廃するであろうとの予測があった。これはまさにおっしゃるとおり。教員が壊され、生徒が壊される。前にも書いたが、教員は、本来良心においても、価値観においても、行動においても、高等遊民であるべきなのだ。漱石の『三四郎』に出る旧制高校の教員"偉大なる暗闇"広田先生のように。

前に安倍氏は深いもの(いい意味ではなく)をもち、ネチッコイと書いたが、彼の怨念の深みが、今読んでいる『60年安保と嘘の真実』(保坂正康著)によると、岸氏との関係によってよく理解できる。安倍は岸の亡霊を引きずっている。

岸田秀による内的自己と外的自己の分裂はこちらで紹介しているが、さらに私は、日本は<開国=政治的去勢>、<敗戦=軍事的去勢>、<バブル崩壊=経済的去勢>を対アメリカとの関係によって受けていると考えている。しかし岸はこの第二の去勢を認めたくないのだ。安倍の深層意識には、明らかにこの抑圧された内的自己の怨念と岸の亡霊がある。

Salt氏は多分初等教育の現場からその危機感を感じられるのだろうが、私は精神病理的に診て、安倍氏は危ないと感じる。私と同世代であるが、どうもその精神の内的構造はまったく違っているようだ。憲法改正、私もそれ自体には賛成なのだが、今のタイミングとやり方がどうも危険な匂いがしているのだ。安倍氏の表情も段々と悪くなっていると私は感じている。それは悪人の顔と言うよりは、怨念を内に秘めた人間の表情である。

日本は今、国民が壊れつつある一方で亡霊による国家運営を図ろうとしている人がいるのだ。ライブドアの前の名称のごとく、日本は今、オン・ザ・エッジ状態なのかも知れない。

キリスト教とかけて

アップロードファイル 6KB大リーグボール第2号(注)と解く。そのココロは・・・。

昨日紹介した本を読了しての感想です。養老先生も宗久禅師もよく知っています、キリスト教のことを。そしてよく見極めています。私もまったく同感してしまいます。彼らを打ち取れるほどにニッポンキリスト教も成熟する必要があるでしょうね。

(注)ヒントです:青い葉っぱに青虫が止まると・・・。

普通的生活在基督

リック・ジョイナーが天国に行ってきたとか、シンディ・ジェイコブズのリバイバル預言がどうのとか、死人がよみがえるとか、見えない剣を振り回して悪霊を神社仏閣から追い出すとか、そのうち神社仏閣を破壊するわけで・・・。う〜ん、私は何か霊的ディズニーランドにでもいるのだろうか?それとも何かのファンタジー漫画でも見ているのだろうか?

マジックならばマリックさんか、セロさんにまかせておいて・・・。面白おかしい牧師の説教を聴くくらいならば、吉本でも行った方がよろしいでしょう。金を稼ぎたいならば、株の神様邱永漢に弟子入りして、派手なパフォーマンスがしたいなら宝塚歌劇団か叶姉妹に教えてもらって、ベンツに乗りたいボクシ先生は代ゼミの講師にでもなればいい・・・。

普通であること―単なる無力なおじさんとおばさんでいいではないですか。日々是好日在基督。感謝主在基督。我的満足在基督。キーワードはエヴリシングIN CHRIST

フランスよ、お前もか

これまで社会主義傾向が強く、ブッシュのイラク戦に対しても意義を唱えてきたフランスで新しい大統領が決定。サルコジ氏。アメリカ型自由競争社会の実現を目指すとのこと。経済の沈滞ムードを打開したいフランス国民の希望を託されたのか。

すべての尺度が金(マネー)である世界。黙示録のバビロンには宗教的側面と経済的側面があるが、アメリカから諸々の霊的流行が現れては消え、ベニー・ヒンなどが汚れた霊を撒き散らしているし、経済もアメリカ型がグローバルスタンダードと化している。

このバビロンでは人の魂すら商売の対象となるのだ。現ニッポンはそれに対抗することもできない人々が、その無力感の中でニートやフリーターとなり、ネットカフェで暮らす状況。人の価値がすべて経済的価値に置き換えられているわけで、バビロン化のひとつの兆候である。そしてついには社会もスラム化することだろう。

「公」と「私」の倒錯現象

例のタバコの件、その後、再び憤懣やるかたない様子であの教員がわが部屋に押しかけてきた。実は事務が気を利かせてくれて、私を別の部屋へ移動してくれたのだが、それを追っかけてきた!?ドアをノックするのだが、外で何かブツブツと言っている。よほど私の「仕掛け」にイライラしているのだろう。多分タバコ吹かしてもリラックスするどころではないでしょう(苦笑)。

ドアを開けてみると、彼いわく、「タバコを吸っていけないのは学生だけだ。教員は自分の部屋なんだからいいんだよ。事務に確認した」とか目を吊り上げているので、「じゃあ、事務に行って確認しましょうか?」と、彼と共に事務へ。結果は、「すべて禁煙です!」、チャンチャン。この人、どう見ても「公」と「私」が倒錯している。大学を自宅と勘違いしているのだろう。
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慣れることの恐れ

日本社会への警告で宮内さんが、慣れることの恐れに警鐘を発している。確かに90年代以降、あの宮崎勉による事件を始めとして、この手の犯罪が増えているが、私たちはあまり驚かなくなっている。

無感覚。これもひとつの心を守るための自己防衛機制である。今日のメッセージでも語ったが、牧師が覚醒剤に手を出し、女性を投げ落として殺す。しかし、この業界、あまり驚いてはいないようだ。いのちの歩みにとって無感覚は致命的。臭い部屋に長くおれば慣れてしまう。タバコを吸う人も一度ヤニで汚染された肺の病理標本を見たらよい。

バブル崩壊以降、日本は変わった。ニッポンキリスト教も大いに変質した。お笑いで福音を語るとか、「10分毎に笑いを取る説教をするためのセミナー」とかに2-300人の牧師が集まるのだ。イエスの十字架の福音を笑いのネタにすると・・・。慣れてしまうとこれが当たり前になる。人が救われればなんでもよいと。人に媚び、人をおだてる伝道。参加者の動員数で神の祝福を計る教会や聖会。しかし「キリスト教徒になること」と「キリスト者になること」の間には致命的なギャップが存在する。

倒錯が倒錯でなくなることに無感覚になること−今後この世も、ニッポンキリスト教界もこの病状がますます深くなるだろう。対策は−タバコの煙から離れること。すると鼻は元に戻る。騒がしい処を避けること。すると耳も繊細になる。主もしばしば大衆から離れ、ひとり山に篭り、父と交わったのだ。・・・いわんや、私たちを哉。ニッポンキリスト教から離脱するためにアーサー・ホーランドのようになる必要はありません。普段着の普通のオジサン・オバサンのままで退きましょう、父との交わりの中へ。

主の家の大庭にいる一日は千日にまさる。

くまえりさまにみる自己の病理

わが故郷の諏訪を震撼させた放火魔「くまえり」こと平田恵里香容疑者に懲役10年の判決。その時の彼女の言にいわく、「これじゃあ、出るときは32歳。20台は人生をもっとも楽しむ時期なのに、刑務所で過ごすなんて、もう人生終わった・・・」。やれやれ、どこかズレていませんかねぇ。まあ、ホリエモンでも同じ印象を受けましたが、視点が自己にしか置かれていない。これが現代の自己愛性人格による「自己の病理」の典型。

ニッポンキリスト教も同じ。自分が大切にされること−これがすべて。あなたは神のVIPと。しかし主は言われる:

わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の魂(原語)を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために魂を失う者は、それを救うのである。

どなたかがBBSに書かれていたが、主イエスが今日ニッポンキリスト教(ばかりでなく、アメリカのメガチャーチなど)をごらんになったらどう言われるであろうか。多分こう言われるだろう、「キリスト教?それはいったい何なのか?」

亡国のイージス

アップロードファイル 16KB前に映画評として紹介した『亡国のイージス』。映画自体はハズレだったが、そのイージス艦を巡って中国人妻を介して、自衛隊員から多分中国へと高度機密情報が漏れたとのこと(→記事)。先に紹介した外務省のラスプーチンこと佐藤優氏も、外交官が外国に派遣された場合、最も注意すべきは「女」だそうだ。アダムがエバの言葉に乗って禁断の木の実を食べて以降、男は女の甘言に弱いのだ。

しかしこの記事によるとこの犯人の自衛隊員自身はこういった情報に接することはできない立場であり、長期にわたってその権限を持つような人物から流れた可能性を言っている。驚きますね。自衛隊の高官に高度機密情報を流す者がいる!?この国はそもそも内側から腐敗しているわけで、これは幕末を描いた手塚治虫の『陽だまりの樹』を読むとよく分かる。太平の江戸を揺るがした三隻の黒船で目が覚まされた日本は、再び眠りについているのか知らん?次の「黒船」とは果たしてどこの国でしょうか?北朝鮮、それとも中国?北朝鮮からはミサイルが、中国からは黄砂が飛んでくるわけですが・・・。

ちなみに東京都知事候補のドクター・中松氏が、北朝鮮から飛んでくるミサイルをUターンさせる発明をすると演説していたが、この人は実に面白い。日本ではややゲテモノ扱いされているが、欧米ではきわめて評価が高いのだ。均質国家ニッポン。中松氏はこの均質性から外れている。逆に大衆はこの均質性の中に安穏と眠っているわけだが、その中のさらなる均質性社会がニッポンキリスト教である。はみ出すのが怖い。よって牧師も信徒もみんな仲良く金太郎飴。ただしニッポンキリスト教には漏洩したら困る機密情報は何もないのだが・・・。

あしたのジョーと団塊世代

本日のNHK教育の特番は面白かった。最近の『華麗なる一族』や漫画『20世紀少年』の時代であり、68年の東大安田講堂の攻防や、よど号ハイジャックなど、私は小学6年くらいで、テレビを通してバーチャルな世界として観ただけ。ちなみに私が学生時代(70年代後半)にも安田講堂はその痕跡を残し、臭いが何となくきな臭かった。

ジョーについては私はテレビで知ったわけで、それほどのめり込みもしなかった。あの虚無感がどちらかと言えば嫌だったかな。「サンドバッグに〜」というあの歌は渋くて好きだったが、むしろエイトマンや鉄人28号だったわけ。力石の葬式が行われた時は、「漫画のキャラクターの葬式?馬鹿じゃないの」と思った程度。

当時団塊の方々は内側に解消されない「何か」の葛藤を抱え、その不完全燃焼している自分の理想像を、灰になって燃え尽きたジョーに投影したようだ。対する力石は打ち倒すべき体制そのもの。しかし猪瀬氏に言わせると、みんなで連帯して垂直に飛び上がったのはいいが、着地する時は個々バラバラ。脚力によって骨折したり、うまく降りて会社人間になった者がいた、という次第。かくして彼らはその時代を総括し切れていない。この世代は壊したがいいが、何も築けなかった。ただひたすら経済大国まっしぐら。それも最後はバブルで崩壊したと。その団塊の世代の抱えた心の空洞をその子供世代が抱え込み、ニートだのフリーターだのといった現象として現れている。団塊の世代とニート世代の共通項は、2ちゃんの病理でも論じたがエネルギーの空転現象だ。
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