* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
今朝岡谷で土石流が発生し何人もが行方不明とのこと。さっそくお袋に電話を入れると、わが家は無事だが、傍の砥川があと2mで溢れそうだとのこと。私が中学3年の頃、一度すごいことがあったが、何十年ぶりかのこと。例の田中知事と議会の攻防の要となったのがこの砥川のダム問題。普段は平穏な川なのだが、溢れるとやっぱりやばいわけで・・・。ちょっと雲行きが変わりそうな気配だ。わが田舎もこのところ放火女の事件とか、今回の土石流とか、話題が多いなあ。
(写真は砥川と諏訪湖)
ベニー・ヒンの話しついでに、アイドルがなぜ作られるかの病理を説明しましょう。まず根底には大衆のフラストレーションがあります。自己完結的に満足を味わっていない大勢の人々がおります。人の心の特性として「投影」があります。自分の中にあるものを他者に映して他者の中にそれを観るのです。例えば自分が敵意や憎悪を持っているのに、他人が自分に対して敵意や憎悪を持っていると感じるのです。これが嵩じるとカルト教祖や独裁者がいだくパラノイド、つまり被害念慮や関係念慮、そして被害妄想確信に至ります。逆に自分の歪んだ愛情を相手に投影するとストーカー(エロトマニア)です。こういった性格特性を強く持っている人たちを妄想性人格障害と言います。
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鈴香容疑者が悲劇の被害者を演じて、訥々と証言している姿を、今見ると、なんだかゾッとしますね。蒸し暑い夏ですが、背筋に冷たいものが伝わります。「被害者」はもっとも安全で、もっとも強い立場なのです。病んでいる人はしばしばそこに逃げ込みます。前にも書きましたが、自然界でもっとも怖い存在、それはニ・ン・ゲ・ン。
母親に殺された彩香ちゃんは、キャンディをもらうにも母親の分までももらい、学校へのお金が払えない時も母親をかばい、お湯がなくてラーメンをかじっていたり、それでも母親の愛情を獲得することが短い人生のすべてだったかも知れない。何とも切ない。
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小泉氏は自分も沈む夕日だとのたまったとか(→記事)。彼らが総理大臣になりたがるエネルギーはいったい何処からくるのだろう。キリスト教界でも、○○連盟や××同盟の理事長だとか委員長になりたがるセンセイが多いようだが。「末は博士か大臣か」と言われるが、私は博士号取得がようやくで、もう彼らのようなエネルギーはとっくに枯れてしまっているのですね^^
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まことに人生は不条理・・・だ。
私たちが表の世界で聞いている歴史とか人物評はしばしばバイアスがある。キリスト教界でも確立した伝説や逸話がいくつもあるが、それらをあまりまともに受けない方がよいようだ。たとえば宗教改革の英雄のルターも自分と対立するクリスチャンたちを相当数殺している。最近、聖霊派カンサスシティ・ムーヴメントのボス的な自称預言者ポール・ケインはアル中にしてホモであることが明らかになった。今ご来日中のヒン様にしても、裏ではいろいろとあるわけだが、まあ、彼に踊らされている人たちの夢も覚まさないであげた方が親切なのか・・・な?
で、やや驚いたのが(いや、薄々予想していたかな?)コロンブスの真実。アメリカ大陸発見の世界史の英雄は、実は残虐な暴君であったと・・・。彼以降、白人たちは西洋文明と共に、梅毒などの病気や薬物、そして西洋キリスト教を"宣教"した。たぶんイエス・キリストご自身はそこにはおられなかった。キリスト教の宣教師たちがアメリカインディアンになした行為も凄惨。今のアメリカが「自由と民主主義」を"宣教"しているのと同じ。
日本にきたザビエルとて、イエズス会の政治的思惑をいただきつつ"宣教"したわけで、実は信長秀吉らが危機感を覚えてキリスト教を禁教としたことにより、日本は植民地化も免れ、また西洋の毒から守られたとも言えるのだ。今の「リバイバル」のあり方はまさに当時とまったく同じかもしれない。神社仏閣を壊し、ニッポンをキリスト教国家にしたい人たちには、私は何とも言えないコワサを覚える次第。もしそのような国ができたら、私などはまっさきに異端断罪されることでしょう(いや、すでにかな?)。
北朝鮮は全員一致の国連決議を拒否。独自の世界に閉じ籠って抵抗。鈴香容疑者も妄想世界での自作自演。実に似ている。この手の人たちは接するとすぐにわかる独特の臭いがある。ただし彼らを追いつめることは危険。窮鼠猫を咬む。国連各国も秋田県警も相当に苦労しているものと同情を禁じ得ない。
精神分析学者の岸田秀氏が、人間は本能が壊れており、現実と直接に接触することができず、したがって自我を守るために人間は幻想の世界を構築し、その中に生きていると論じている。彼の「唯幻論」である。神から分離された人間は確かにそのとおり。今回の鈴香容疑者を見ていると、まさに母性が壊れて、愛欲と恨みの幻想(いや、妄想か)世界に生きているとしか言えない。
ニッポンキリスト教界と関わるようになって、私もこの手の人々と接してきたが、キリスト教と言う価値観あるいは宗教の体系にどっぷりと漬かっていると、さらに本能が壊れ、人間としての自然さを喪失するようだ。彼らは閉ざされた「自己」というバイアスのかかったフィルターを通してしか周囲を見ることができない。彼らの物の味方の中核にあるのは病んでいる自己(Self)。
ある人は主イエスという方を忘れて何とか神学にはまり、現実との接点を失って、ヴァーチャル化あるいは妄想化し、生の痛みや喜びを喪失している。ある人は「聖霊様現象」の追求によって、「リバイバル音頭」を踊らされ、社会との接点を失い、自然の人の生き方を見失っている。この業界も鈴香容疑者に負けず劣らずに病んでいる。
自然のいのちの発露を味わうことを知っている人は幸いだ。クルシチャンたちよ、ニッポンキリスト教と言う宗教の囲いからエクソダスせよ!そして自然な人間の生を味わおうではないか。もちろんそれはアダムにある肉の生き方ではなく(これは自然から外れた歪んだ生き方である→ローマ1:26,27)、再生された霊による復活のいのちの内的発露による生き方である。
オープンキャンパスに遅れないようにと、いつもより早めに出た。ところが、早速大井の料金所でほとんど動かない。たった3キロを40分。有明付近で事故渋滞。迷ったが、料金所からすぐにそれて箱崎方面に乗り換えるとこれがスムーズ。このまま行けるかと思いきや、京葉道路が船橋から穴川まで17キロの事故渋滞。急遽新木場方面にレーンを変えて、湾岸に戻る。これでしばしスムーズ。と思いきや、穴川の手前で5キロの事故渋滞。いい加減にしてくれっ!と思いつつ、千葉北で降りて、一般道を行き(これがまた渋滞)、再び穴川から高速に乗って、大学に着いたのが、10時半。実に3時間20分。ちなみに帰宅の際も、下り車線が延々と事故渋滞・・・。
昨日と言い、本日と言い、暑さのせいでオツム(いや、心)がおかしくなっているような。ちなみに、今日、信号が実にアブナイ。昔は黄色で突っ込んできたが、ちょっと前は両側が赤の隙に入るようになったかと思っていたら、最近はこちらが青でもスタートのラグを目がけて突っ込んでくる。何だか、人の心がますますヤバクなっているような・・・。「青信号、誰かの後について出よ」。
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帰って、映画『日本沈没』を観る。高校時代、オイルショック、ノストラダムスで世相が落ち付かなかった時代、650万人動員の大ヒット作のリメイク。当時のを今DVDで観るとSFXもチャチだが、東大の竹内均教授(『傾向と対策』ではお世話になった)が自分役で出たりして話題にもなり、当時はけっこうはまった。今回はSFXはそれなりにいいが(六本木ヒルズの崩落はなぜかスカッとしたぞ?)、ストーリーがチャチ。要するにブルース・ウィルスの『アルマゲドン』。草g君がやるとみんな『まことみこ』の世界になってしまう。小松左京が10年を費やして沈没させた日本列島が、今回は沈没しないのだ!?そのメカニズムが何ともチャチ。もっと本格的な地球物理学のノウハウを説いて欲しかった。
が、今日の日経のコラムにもあったが、日本沈没は人心の荒廃から始まるのではないかと、やや怖さを覚えた。車に乗っていると人の心が拡大されて現れるのを実にリアルに経験できるのだ。これはネットも同じ。共に匿名性の仮面による病理的自我肥大現象と言える。
出てきました。カワイイですね^^毎朝6時に起きてシャワーを浴びて、バルコニーでストレッチしながら、プランターに水を注ぐのが楽しみになりました。ところで、この後、いったい何をすればよいのだろう?種の袋には肥料と間引きとあるが。プランターのサイズからして4-5本程度か。
ちなみに森田健作は4時に起きてジョッギングを3日に一度しているそうです。加えて千葉に森田塾の2000坪の畑を持っているとか・・・。彼はお笑いのネタにされながらも、髪の一本一本と引き換えにしつつも、一貫して青春路線を突っ走っており、あの純粋さには敬意を表したい。よし、私も萌え燃えよう!
ゼロ金利から無担保コール金利を0.25%に誘導。公定歩合は0.4%(→日銀ペーパー)。株価は252円の4日連続続落。悪材料出尽くしとなるといいのだが。景気観測は「回復」から「拡大」へと変更。デフレは脱却・・・。と言うわけだが、大丈夫かいな?極私的にはラビ・バトラの予想がますます確実になっている感じがしますね。原油はいずれ100ドルを目指していますし。
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本日は暑かったせいか、出勤の際は高速で1つの事故渋滞。帰宅の際は3つ(!)も事故渋滞。おかげで3時間・・・。今風呂から上がりビールでホッと一息つきましたが、かなりグロッキー。ガス代は食うし、そろそろ電車通勤もありかな?
加えてあすはオープン・キャンパスで、お客様の接待と・・・。気温35度とか・・・。気が遠くなりそう。
金曜日の午後はiTunesのJazzが定番となりました。食事を終えて、ゆったりとしているところです。
あの鈴香容疑者は彩香ちゃんが橋から落ちたと言い出したようですね(→記事)。動転していて助けを求めなかったと・・・。ありえない!これは前に予想したとおり、最悪の事態となります。
諏訪の放火女といい、鈴香容疑者といい、ある種の傾向あるいは臭いがあるのがお分かりでしょうか。自己が強いのです。しかもそれが病んでいる。どちらも周囲からは浮いており、孤立していたようだが、この種の人格障害者による犯罪があまりにも目立ちます。
キリスト教界でもこの手の人物が増加しています。彼らを受け入れ、援助し、顧みる必要を訴える人たちもいますが、それは彼らのただでさえ強固なしかも病んだ魂を増長させるだけになるでしょう。彼ら自身が自らの十字架を負うことをしない限り、この種の人々は他の人々のエネルギーを吸い取り、消耗させるだけになります。かくして教界にはこの世からこぼれたビョウキの人の不平不満だけが満ちるようになるでしょう。
BBSにもありましたが、現在の「リバイバル」は魂を喜ばせ、魂を肥大化させる宗教の祭りに過ぎません。何度も繰り返していますが、リバイバルどころではなく、サバイバルの問題なのです。
ジダンとマセラッティの一件は、どうも言った、言わないの水掛け論になりつつあるようだ。黒澤明の『羅生門』こそ、十字架から離れた人間の実存的状況。ジダンのMVPも剥奪の可能性も出てきて、何とも残念な限り。和解の可能性はないのだろうか?
(子供たちの世界でも、気に触ることを言われたら頭突きしようみたいな雰囲気が醸し出されつつあるとか・・・)
こういった事態が起こるとき、私はつねにイエスの十字架を思う。すべての呪いを飲んで、罪のない方が罪のある者のために罪とされて裁かれること(2コリント5:21)。主は言われた、「友のために自分の魂(原語)を捨てる以上の愛はない」(ヨハネ15:13)。
魂の張り合いこそがすべての争いの源。魂のパワーは限りなく強くかつ執拗。同じレベルの者同士であれば、決してどちらかが自分の魂を捨てることはできない。また私たちは罪ある者だから、完全に人の罪を負う事はできない。が、すべてを飲んで沈黙することは出来るかも知れない。それはきわめて甘美な経験。
特に幼くかつ病んだ者はこの魂の主張が激しい上に、しばしばその心に映る像は歪んでいる。彼らは自分の十字架を取ることは出来ない。私たちの主は十字架を完全に経ることができた。真に健やかな者が病んだ者のためにご自分の魂を捨てて下さった。ゆえに私たちの救いがあり希望がある。
今日自分の祝福を求め、自分の油注ぎを求め、自分の賜物を求め、自分の働きの拡大を求め、自分の評価を高め、自分が恵まれたい人ばかりになっている教界を主はどのようにご覧になるだろう。たぶん主が求めておられることは「得ること」ではなく「捨てること」。この病んだニッポンキリスト教界においては、むしろ悪評をいただくほうが健全だと言える。真理はしばしば逆説にある。禅語で言えば、「喜捨」であり、「大死一番」であろう。
のためのシステム構築を考えている。主観を入れずにある一定のアルゴリズムに従って機械的に売買するためだ。株価(正確には4本値)と出来高のベクトルX、Yに適当な関数関係を定義して指標Z=f(X,Y)が作れる。これもfの定義次第でいくつもできるわけで、これがまたベクトルとなる。かくして生のデータベクトルと指標ベクトルでひとつのマトリックスMができるが、このMからこの株が上がるか下がるかを判断するためのアルゴリズムが必要となる。現在はこのアルゴリズムは各人の直感に任されており、ここで主観的遥動因子が入ってしまう。
このためには統計的処理はあまり適切ではないために、ニューロネットワーク(NN)に入れてやろうとしているわけ。NNは人間の脳のニューロンの機能をシミュレートしたもので、経験を積んで自律的に学習することができる。統計的処理とNNによる学習によって株価の運命を予測するわけだが、さてどうなることやら。
実は脳波の処理法にESAMと言うのがある。これは武者先生が提案した手法で、生の脳波から喜・怒・哀・楽の4つの感情スペクトルを抽出するものである。各部脳波の相互相関係数を取り、これをベクトルとして、これにあるマトリックスをかけて1次変換してやると4つのスペクトル成分が得られる。この手法の問題はマトリックスの係数の決定が恣意的になることだが、実はここにNNを適用してやれば良いのではないかと考えている。株価分析も同じ手法で強気・弱気のスペクトルを抽出できるのではないか?ちょっとしばらく試してみよう。
頭突きを食らわせたジダンはまことに気の毒。たとえMVPを取ったとは言え、最期の引き際をマテラッツィの酷い言葉でメチャクチャにされた(もっとも唇を噛んで堪えるジダンも想像できないが)。読唇術によって明らかになったその言葉はとてもスポーツ選手に相応しくない(→記事)。フーリガンが刺されたりもしたようだが、後味の悪いWC2006だった。