最近の日記

フロイトの警告

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精神分析療法は、それが可能な限り禁欲のうちに行わなければならない。つまり、患者が(治療の中でみたされない願望や欲望を治療者以外の人物との間でみたそうとする)行動化を起こしそうになったり、治療者との間で、甘えたい、愛されたいという転移性の要求を満たしてほしいと執拗にせがんでも、それを許容してはならないというのが禁欲原則である。

もし分析者が患者を助けてやりたいと言う気持ちでいっぱいなために、およそ人間が他人から期待することのできるすべての満足を患者に許し与えてしまうとすれば、患者はそれを快適に感じてしまって、人生の困難から抜け出して、好んでそこに避難所を求めると言う結果にしかならない。これでは患者を人生に対してもっと強健に、彼ら自身に課せられた課題に対して、もっと行動力を豊かにしてあげるという治療的な努力を放棄することになる。・・・分析療法では、この甘やかしは一切避けねばならない。分析医は患者に、満たされない願いを十分に残していなければならない。

どうでしょう。愛がないと言われるDr.Lukeの自己弁護の根拠です。現在のニッポンキリスト教のベタベタした気持ちの悪さ、ビョウキの人々が跋扈している現状に対するもっとも必要な警鐘です。しかし献金で食っている牧師にとっては大変なことでしょうね。

牧師制度の間違い

BBSで「牧師らしくなくて」とカキコしてくださった方がいました。おっしゃるとおり、私は「牧師」ではないのですね^^だいたい聖書に牧「師」なんてありませんから。牧者です(預言師じゃなくて、預言者でしょう?)。職業として献金で当たり前に食べてる先生たちからすると、お怒りをいただくでしょうが、私は偽牧師です(笑)。

前にも書きましたが、このニッポンキリスト教の「献身」制度がおかしいのです。考えてみて下さい、高々1%の業界で牧師家族を養い(下手すると子供の大学資金から退職金まで!?)、会堂を建て、働きを負担することがどんなことを意味するか。パウロは新しく生まれた教会(建物でもなく、教団でもなく、召し出された人々のことです)に対して一切の負担を負わせないように、自ら働いたのです。

さらに使徒行伝をよく読んでください。どこに牧師などの単語があるでしょう。そこでは長老たちが手紙をやり取りし、その中で「兄弟から、兄弟へ」とあります。また彼らは日々信徒の交わりをしていたのです。いわゆる教職制度は聖書にはありません!すべての人が聖徒であり、献身者であり、祭司であるのです。その中である人は使徒、ある人は・・・と経綸的な職務があるのです。それは油塗り(アノインティング)によるのであり、それを与えるのはイエスご自身であり、しかもそれは永遠のものでもなく、もしアノインティングがなくなれば、その人の役割はそこまでです。しかしそれにしがみつく人がいるので、周りは苦労するわけです。「牧師先生」をたてまつるために、ね?じゃないですか?

福音を普通のオジサン・オバサンの手に取り戻すこと。普通の生活を当たり前に淡々と送る中で、インマヌエルなる主と交わること。この時すべての人が証し人なのです。はっきり言いますが、一度現在の先生方には総辞職していただいて、ちゃんと仕事をしてもらい、自分の生活をきちんと建て直してから、福音を語っていただくべきでしょう。誰にも負担をかけないように、あえて献金で食べる権利を放棄することです。これが病んだニッポンキリスト教が再出発する第一歩です。まあ、これに触れることはタブーですからね、無理かな?

トコロテンだよ人生は

アップロードファイル 3KB拓郎とかぐや姫の静岡の「つま恋」コンサートで35,000人(のオジサン&オバサン)が酔ったそうです(→記事)。う〜ん、私も行きたかったかな・・・。高校時代、自作のアンプで拓郎の『結婚しよう』とか、かぐや姫の『赤ちょうちん』などを聴き(+陽水の『心模様』)、ギターをボロンボロンやったものでした。

昔、親父とお袋が昭和30年代の懐メロ番組を観て懐かしがっているのを茶化したものですが、今や70年代の曲を聴いていると息子が茶々を入れてきます。わがカラオケのレパートリーもほとんど70年代。かくして人生はモ・0年代の曲を聴いていると息子が茶々を入れてきます。わがカラオケのレパートリーもほとんど70年代。かくして人生はトコロテン式に押し出されていくわけで・・・。

何気な光景(2)

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リッチな時間を・・・

UCLA留学中のDJ Jerryがノッテます。Erik Scott Smithのサウンドがなかなかグッド。LAの風が吹いてきますヨ!

何気な光景(1)

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まったりと・・・

邪馬台国の位置と卑弥呼の正体

ご存知邪馬台国論争には畿内説と九州説があります。これは歴史学界での東大派と京大派の対立によるらしいですが(どっちがどっちかは忘れた・・・)、それから離れたところにとても面白い研究がありますので紹介します。→邪馬台国の会

安本美典氏と言う産能大学の教授をしていた方の見解です。同氏は計量言語学/文献学と言う、言葉を推測統計学(要するに数理)を用いて分析研究する分野の第一人者でした。心理学畑出身ですが、古文書の研究からついに邪馬台国の専門家になってしまったのです(プロファイル)。

で、結論から申しますと、歴代天皇の在位期間を統計的に分析し、邪馬台国の時代まで遡ると、神武天皇では到達できず、なんとアマテラスまでたどり着くのですね。つまりアマテラスとは卑弥呼のこと!?これが推測統計学の結果です。で、アマテラスは高天原で祭祀を行っていたわけですから、邪馬台国=高天原となるわけ。そこで邪馬台国は九州から東遷して畿内に大和朝廷を確立した説を同氏は提唱しました。

で、実は‘言霊’著作を数多く書いている井沢元彦氏も「アマテラス=卑弥呼」説を唱えているのです。天岩戸伝説は卑弥呼が殺された事件を描いていると。理由は当時皆既日食があったのです(これは天文学的事実)。これで昼が真っ暗になり、当時の人々は卑弥呼の霊力は消失したと解釈し、彼女を殺したわけ。詳細は井沢氏の本を参照して欲しいですが、計量統計学的にも同じ結論が導けるとは実に面白い!

私の印象ではいまだに日本は幻想の上に築かれていますね。天皇家自体がそうです。天皇が象徴化されたことはかえって天皇家の真実を研究する道を閉ざして閉まったと言えるかもしれません。左翼クリの人々のように天皇制と言う社会システムを廃止したところで、いわゆるリバイバルなど起こりません。反対に右翼クリの人々のように天皇をキリスト教徒化し、キリスト教国家ニッポンを造るというのもコワイです。主イエスのことば―「わたしの国はこの世のものではない」に鍵があると思います。

いやあ、日本古代史は実に面白い。改めて日本人っていったい何者?

安部氏と統一協会

再建主義の富井氏が述べていますね。統一協会は一部の米福音派組織にも資金提供しているなどの話も漏れ聞こえています。安部氏はTime誌でも「危険なナショナリスト」として紹介されていましたが、実はグローバリストに利用されていると言う主旨です。BBSでも通行人さまが紹介してくださったビデオで統一協会との関係は明らかですが、果たしてその正体は?私の印象では表の現われには相違して、霊的にも、精神的にも、かなり深い病理的要素を持っていると感じているのですが・・・。

本日の仕込み

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脳と人間―精神病理学と大脳生理学をブリッジする。
始皇帝と兵馬俑―昨日の興奮から。
日本神話と古代天皇家の謎―ゴルゴ13のリード社が!?

天皇制と言語

国文学と漢文学の先生と天皇制についてディスカッションした。その覚え書き―

1)天皇制が「万世一系」であることは系図の上の話であって、生物学的にY遺伝子が保存されているかどうかは不明。アマテラスから続く「万世一系」は政治的意図がある。

2)古代において天皇たちは暦を支配した。それは歌会初めなどの四季折々の行事を通してなされた。もっと言えば時間をコントロールしたである。この時間とは物理的な時間ではなく、主観的な時間である。

3)時間と人の感情あるいは情緒は同期しており、時間の制御によって人の感情・情緒もコントロールされる。これが「和歌」などの効果である。かくして政治システムと共に民衆の感情レベルからの支配を意図した。

4)大和ことばも感情と密接に関連している以上、暦の制御を通してコントロールを受けた。つまり大和ことば、あるいは日本語の中にすでに天皇制が組み込まれており、私たちの感情や情緒をも支配している。

5)ことばと深層心理が密接に関係して以上、私たち日本語を共有する日本人の集合的無意識として天皇制は組み込まれており、意識の上で天皇制を否定しても、深層心理までは否定し切れない。

6)日本語自体に天皇制が組み込まれているとすれば、日本語で天皇制を否定することは、日本語自体を否定することになり、自己撞着に陥る。それほどに深く天皇制は日本人の中に組み込まれている。

要するに日本人の集合的無意識として、あるいは共同幻想として天皇制は存在し、それを否定することは日本自体あるいは日本人自体を否定することになる。それほどに日本人のアイデンティティとなっているというわけ。このあたりを医師でもある国学者でもあった本居宣長は深く考察していたらしい。さらに小林秀雄の本居宣長論も読んでみよと勧められた。

大筋で私の見方と一致していますが、日本語自体の支配と暦の支配と言う見方は初めて聞きました。神事あるいは祭りなどもまさに暦と情緒の一体化の表現ですね。なるほど、それによって情緒を支配できるわけで、見事にミームが蔓延化して、「日本人」と言うマインドウイルスに相当に深くまで感染しているわけです。実に面白い。

言語学と言えば先週のゲストTimのサイトを見つけましたので紹介しておきます。ロンドン首都大学の教授ですね。彼に漢字の霊的意義を説明したら関心を持っておりました。(たとえば「義」は「羊+我」となることなど)

言語学にはシンタクス、セマンテクスなどがあり、その大御所がチョムスキー(最近では反ブッシュ的な政治的発言も多いが)の生成文法であり、言語は先見的にアル普遍文法に従って個々の言語の文法が生成されると言う理論。

私たちからすると、その普遍文法は果たしての大脳のどの部分にどのような形で存在するのかが関心の的となるが、言語と脳の働きの関係はまだまだ分かっていないのだ。この辺りまで突っ込むと、天皇制とは大脳の機能とも関連するわけで、日本人の脳を持つ私たちとしては、大脳生理学的にも天皇制が組み込まれていることになる。養老先生的には唯脳論的天皇制となるだろうか。

【付記】考古学的には最も価値のある、例えば仁徳天皇陵などの発掘が行われないのは、この共同幻想を維持するためらしい。もし発掘してトンでもないモノが出てくると、日本国の根幹が崩れるのだ・・・。と、言われると、ますます掘りたくなってしまうが^^

国家と時代の霊

昨日から耳がモワ〜として、ピーピーと鳴っているので、小学校以来耳鼻科にかかって来た。ついでに鼻も診られて、鼻が悪いと。さらに聴力検査をされて、低音部が落ちていると・・・涙。ドッグでは別に指摘されてなかったのですが。外耳炎か何かと思っていたのですが、レントゲンまで撮られました。50過ぎるとイロイロ出るなあ〜。

 * * *

で、見てきました、始皇帝の兵馬俑展。一言、スゴイ!こんなものを2,200年前に建造していたとは。秦の始皇帝の統一国家の証しであるわけですが、改めて国家とは何?統治とは何?と考え込んでおります。

昨今、日本ではついに同世代の安倍さんが総裁になり、タイではクーデター、ローマ法王はテロ組織に油を注ぎ、ブッシュは法王を擁護しつつ相変わらず対テロにヒステリック、北朝鮮はミサイルか核実験を・・・と。何やら時代の霊はあちこちで落ち着きがない雰囲気を醸しています。

日本について言えば、前に述べたとおり、またTime誌でも言われていたとおり、今後安倍さんは『美しい国』建造のため国粋主義のややアブナイ傾向へと向かうでしょう。キリスト教界はと言えば、ますます病的倒錯傾向と混乱を深め、種々のラッパに吹き回され、消耗する人々が出ることでしょう。

終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき、人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を知らず、神を畏れなくなります。また、情けを知らず、和解せず、中傷し、節度がなく、残忍になり、善を好まず、人を裏切り、軽率になり、思い上がり、神よりも快楽を愛し、信心を装いながら、その実、信心の力を否定するようになります。

今私たちに必要なことは

そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。

当たり前を当たり前に、普通の生活をただひたすらに生きること。騒がしいキリスト教界からエクソダスし、当たり前の日常に戻ることです。そして淡々と生きる。「おはよう」と言われて復活された主は、普通さの中におられるからです。

形ある物と形なきもの

そろそろ後期が開始。私たち大学の教員は普段学生に、「講54

台風13号

これは凄かったようです。中心気圧970hPa。名前からしてゴルゴ13のようで不気味ですが、ダウンバーストやトルネードが起きて大きな被害が出たようです。何だかやはり気候がおかしいです。

日本では、地震のいわゆるマグニチュード、つまりリヒター・スケールはよく知られていますが、トルネードのFスケールはあまり知られていません。実はこのFは日本人の藤田教授のFなのだ。ここでもお馴染みのはちこさんの夫君ぼぼる氏が準教授をされているシカゴ大の先生でした。日本人は日本人の仕事をあまり知らないし、評価していないのです。アメリカあたりで評価されると逆輸入で評価が高まると言う不思議な国なんですね。ここでもアイデンティティの希薄さが見えるわけです。

奥日光其四

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ケロヨンを祀る?(これ本当の神社の中にありました)戦場ヶ原。鹿の一家がおりました。

奥日光其参

日光東照宮・・・。世界遺産です。

こんな物を建造したせしめた家康とはいったい何者。改めて感動。ちなみに当時平均寿命が50歳だった頃、家康から家光まで三代にわたっての相談役だった謎の人物天海上人は108歳まで生きたそうだ(→こちらも)。彼の人生訓があった。実にイイですね。キレイに枯れたいと思う最近であります。

  気は長く/つとめは堅く/
     色うすく/食ほそうして/心ひろかれ

ちなみにイギリスのゲストTimとJoelleは、京都の寺や神社が美しくて感動した言って、写真集をみやげに買ったそうです。Timいわく「下手なクリスチャンに見せると、異教のモノ!って破られちゃうかもね、ははは」と・・・。確かに下手に「何とか神学」だの「リバイバル」だのに入れ込んでいるクリスチャンはコワイ人が多いですから(汗)