最近の日記

自己憐憫ミームの蔓延

すでに指摘したとおり、マスコミや世間がしたり顔でヒステリックに騒ぎ立てるほどに自己憐憫のミームは増殖し、次次に自殺者を生んでいる(→記事@記事A)。前に紹介した旧制一高生藤村操が名文を残して華厳の滝に飛び込んだ後も、次々に自殺者が続いた。なんと慰霊碑までできている。これを「ウェルテル効果」(『ウェルテルの悩み』に由来)と言うことはすでに述べた。

自殺者の心理は「生きたい願望」の裏返しなのだ。しかし世間の風潮が自殺者に同情を寄せ、理解を寄せるほどに、自殺志願者はそこに「自己存在の確認」の希望を見出してしまう。ネガ的なアイデンティティの確認である。彼らにとって世間が正当な自殺の理由を提供しているのだ。これ以上の自殺者を生まないためには、自殺には希望がないこと、その無意味さを徹底的に理解させることである。高齢者の自殺動機とは異なる若い人々においては、特にそれが言える。

"教会の統一運動(エキュメニカル)"の罠

CTのサイトを見ると分かるが、彼らは「全教会の一致」をさかんに強調する。山谷氏のBlogにおいてもそのことをもって同氏を糾弾している。

実はウイットネス・リーも同じ。彼らは「ひとつの行政区にひとつの教会」を「地方合一の立場に立つ教会」とか「地元にあってひとつの立場に立つ教会」と称して、その他の教会を「宗派」すなわち「分裂の教会」として断罪する。かくして自ら「○○に在る教会」と称するわけ。ところが、その名称で宗教法人格を取得しているのだから理解に苦しむ(笑)。この論で言えば、東京23区が独立行政区となったら、23の教会となるわけだ。

この教えはすでに問題を起こしている「東京キリストの教会(ボストンチャーチ運動)」においても継承されているようだ。韓国CTがリーの著作を掲載するのも「教会の一致」の根拠として「地方合一性」に共鳴するためかも知れない。かくして前に触れた漫画『20世紀少年』のカルトリーダー「ともだち」の世界が実現するわけ。そこでは一切の批判は許されず、「ともだち」に逆らうことは「絶交」を意味する(=粛清)。同様に「教会の一致」を壊すものは「神に逆らう者」、「呪われる者」とされる。リー教会の言葉で言えば、「個人的な罪は赦されるが、神の行政に逆らう罪は赦されない」となる。

以前に今後の教界のあり方を予想したが、メガチャーチや諸々のムーヴメントなどの「教えの風」の流行から見て、すでにそのようなフェイズに入っていることを今回の一件から確認した。山谷氏も私も「時代の霊」に触れてしまったのであろう。

ニッポンキリスト教界の不気味さ

この数ヶ月間、どうも工作員と思しき方々がおられて、このBlogの内容があの悪名高き「2ちゃんねる」のあちこちのスレに、私の職場名と実名入りで曝されているようです(私の著書か『リバ新』にしか公開していないのですが)。曝された数日間は1日に千ヒット以上ありますから、驚きです。このサーバーは自前ですので、すべてのアクセスログが残るのです。

「2ちゃんねる」からのリンクは普通カモフラージュされていますが、一部逆アクセス解析で分かるわけ。それが尋常な数ではありません。以前にもホリエモンのBlogに執拗に曝した方がいましたが、共に病的偏執性が感じられます。しかも私のことを「在日の星」とか「現代の預言者」とか称して下さっているところを見ると、Blogの炎上を狙っているようです。最近では『五体不満足』の乙武氏やモーグルの上村愛子氏、さらにプロゴルファーの北田瑠衣氏が被害に会っています。

さらにはウイットネス・リーがらみで、わざわざ専用のスレを立てて下さっている方もいるようです。私がリーを批判するのはリーのパクリをしているから、といった趣旨らしいですが。これら一連の仕業はまさかウイットネス・リー教会の方々がしているとは思いたくはありませんが(でも前に富井さんに私の品性下劣さについて通報された方もいましたからねぇ・・・)、まあ、いずれにしろこれがニッポンキリスト教界の現状ではあります。私的にはこれらの人々が「クリスチャン」でないことを願います、が、残念ながらノンクリスチャンがこんなBlogを見ることはないでしょうし、ストーキング行為はたいてい何らかの関わりがあった人がするものです。

ちなみに「2ちゃんねる」がどんな場所か、下のリンクをご覧下さい。私の友人もすでに1年以上に渡って粘着され、被害に会っています。ここではWinnyなどで流出したプライベート写真やメールをさらし、「プロ固定」と言われる人々により「祭り」と称する意図的なネットリンチがなされ、すでに自殺者も相当数出ています。サイトやBlogを公開される方は防衛策を講じる必要のある時代に入っているのです。

2ちゃんねるから子供たちを守ろう!
2ちゃんねるの攻撃から身を守るためのブログ

ちなみに山谷少佐とCTの件も早々とスレが立てられているようです。

※なお、「2ちゃんねる」への直リンや書き込みにおいては、ActiveXなどの実行やHPウイルス、さらにcookieの覗きによる個人情報漏洩の危険性がありますので、ご注意ください。こういった「2ちゃんねる」のからくりについては上のリンクからたどってください。

実に怖い事件

周囲とうまく行かず、娘がいじめられていると思い込み、車で幼児たちに突っ込み、包丁を振り回し、実弾入りの拳銃を所持していた人物が逮捕された(→記事)。練馬でも三警官が重軽傷を負う事件があった。たいていこの手の人物は覚醒剤中毒や分裂病乃至人格障害者であるが、困ったものだ。精神科においても特に人格障害者は嫌われる。統失(分裂病)あたりだと薬で抑えてしまえるが、人格障害は薬が効かない。かといって精神療法もほとんど効果がない。なぜなら彼ら自身が自分の異常さを認めないし、直そうとしないからだ。で、彼らにとって悪いのはすべて周囲なのだ。

私もニッポンキリスト教と関わってから、このギョウカイにもやはりこの手の人物が実に多いことに気がついている。実際過去また現在も数件、この種の人物を相手しなくてはならない事態に立ち至っている。彼ら、特に妄想性人格障害者分裂病質人格障害者あたりは私が言ってもいない「声」を聞くから対処に困る。そして対人関係が不安定で、ある時には人を持ち上げるかと思うと、ちょっとでも裏切られたと感じるや、一転人を貶める。その豹変振りとその時の表情は実に恐ろしい(聖霊派では何でもかんでも悪霊憑きにするようだが・・・)。そして何よりもシツコイ。粘着性と偏執性に富んでおり、一度恨まれたものならば、一生恨まれるのだ。これは実に怖い。

率直に言って、私は時に危機感を覚えることがある。実際、夜中に尋ねてくる御仁や、アポなしで自宅に押しかけて来る某団体の牧師などもいるのだ。私の義兄も神経科開業医であるが、つねに危険性を意識している。特にネットではこちらはすべてを曝しているわけだが、誰が覗いているかは、こちらにはまったく分からない。まあ、恨みを買うことは私の不徳の致すところでもあるわけだが、相手が普通であればともかく、妄想性人格障害者などが虎視眈々と粘着しているかと思うと、今回の事件などはあまり人事とは思えない。それほどにこのギョウカイは倒錯し、かつ病んでいる。というわけで、わが家には温泉場で買ってきた木刀を備えているのだ^^

 * * *

さてさて、明日はまた入試。試験監督と面接です(ふぅ〜)

祝!SHINJO

日本一達成。そして引退。この男、軽薄な「ちゃらちゃら系」と思っていたら、さにあらず。けっこう心配りもできるナイスガイらしい。そのモットーが「エンジョイ・ベースボール」。私たちは「エンジョイ・クライスト」。人生は楽しんだ者が勝ち。陰湿なニッポンキリスト教にもぜひいて欲しい男だ。

本日の仕込み

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天皇家の宿題―不可思議な皇室の真実
日本神話の考古学―神話の考古学的解釈
脳と無意識-ニューロンと可塑性-―神経生理学者とフロイトの出会い

う〜ん、いずれも疼きを覚える・・・ぞ。

クリスチャン・トゥデイの件

救世軍山谷氏の尽力で徐々にその正体が暴かれつつあります。私の元にも資料が送られてきておりますが、同紙は同氏に対して、訴訟の脅しを強めているようです。もしも自分たちが正しいのであれば、なぜこのように圧力を加える必要があるのでしょう。山谷氏もすでに決意を固めておられますが、心ある人たちにはぜひ祈りによるサポートをお願いいたします。リバイバル新聞までもがクリスチャントゥデイと提携しておりましたが(共に栄えようとする路線は罠に落ちます)、同紙の谷口社長も真実を知りつつあるようです。今日偽りは実に巧妙に侵入してきています。目を覚ましておりましょう。

感謝申し上げます

本日マイケル中村兄弟の告別式がありました。家内と列席してまいりました。写真になった彼を見て、いろいろな場面が走馬灯のように想起されました。率直に言えば、私的にはやや複雑な感覚を残した形の終結でしたが、とにかく一区切りがついた感じです。もちろんクリスチャンにとっては滅びではありません。この1年9ヶ月、多数のメールもいただき、また共に覚え、祈りを捧げていただいた方々に主にあって深く感謝申し上げます。

負け犬正当化社会への危惧

最近の自殺の連続について書きたかったのだが、やや心が萎えており、BBSでちょっと触れただけだった。ところがいつもどおりSalt氏がまことに的確な指摘をして下さっている。自殺は自分において加害者と被害者が成立する深刻な罪である。それは卑怯者また臆病者のなすことなのだ!聖書にはこう書いてある:

しかし、おくびょうな者、不信仰な者、忌まわしい者、人を殺す者、みだらな行いをする者、魔術を使う者、偶像を拝む者、すべてうそを言う者、このような者たちに対する報いは、火と硫黄の燃える池である。それが、第二の死である。

しかもSalt氏が指摘するように、最近のいじめを理由とする自殺には、きわめて狡猾な復讐のメカニズムが働いている。これは被害者を演じることが得意な病んでいる人々にも言えることであるが、被害者こそ最強なのだ。病んだ人々は真っ向勝負を避け、ソコへ逃げ込むことに長けている。よって彼らとは勝負してならない。元から勝負すべき相手ではないから。

ここにも以前に触れた自己憐憫と言うミームの伝染によるフォリ・ア・ドゥのメカニズムがある。そして最も危険なのは、これらの自殺者を無条件に"理解・同情する"マスコミと社会の風潮である。それは自己憐憫の投影に過ぎない。昨今の格差を悪とする行き過ぎた風潮も相まって(小泉改革がイイとは言ってないが)、負け犬正当化社会(注)ができようとしている雰囲気にかなり危機感を覚えている。このまま行けば、ニッポンは確実に国際社会で生き抜く力を失い、世界からいじめられるであろう。その時、誰に泣きつくのだろうか?いや、すでにニートだフリーターが400万もおり、しかも国が彼らの面倒を見るために税金から数百億の予算を計上すると言う馬鹿げた政策を取ろうとしている昨今である。聖書にはこう書いてある:

実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。・・・こうした人々に対しては、静かに働いて自分で得たパンを食べるように、主イエス・キリストによって命じまた勧める。そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。

もっともらしい顔して論じている教育評論家たちに、イジメに対する処方箋として、かつてアジアで高い人気を得たあの名作『おしん』を推薦する。アジアのあの生命力はいずれニッポンを凌駕する。自殺だ、ニートだといったニッポンの病理は「やさしさの病理」であり、それは根本的にこの枯渇した生命力に「やさしさ」と言う砂糖をまぶしてカモフラージュしたものだからだ。

(注)敗者と負け犬の違いに注意して下さい。敗者には復活がありますが、負け犬は自らを自己憐憫に閉じ込め、自ら復活の可能性を排除するのです。

摂理

またひとり癌が疑われる方が出た。ある大学病院では組織の病理検査によっても診断でいていないわけ。これで時間を浪費して、取り返しのつかない事態を招くことがしばしばある。

私の子供もある疾患に罹ったとき、開業医は経験したことがなく、「様子を見ましょう」だった。抗生物質の効き方がおかしかったので、私は不信感を覚え、多分アレだとして、医者を変えた。するとそこにある大学病院からの女医がいて、彼女がちょうどその疾患の専門であったため、ただちに入院し、γ-グロブリンの大量投与で事なきを得た。この疾患は手遅れになると心臓の冠動脈に炎症によるコブができ、最悪の場合心筋梗塞で死亡する。その大学病院にはたらい回しにされた大勢の後遺症を持った子供たちがいた。最近も19病院をたらい回しにされ死亡した産婦がいたが、遺族はたまらないことであろう。

その女医との出会いは主の摂理による。聖霊派あたりでは歯を磨かずに虫歯になると、「金歯を入れてください」的な無意味な祈りをする。現代において、人間には裁量権が与えられている。山谷さん的に言えば、「一般恩恵」によって、医学にできる領域は日々拡大している。かくして人にできることは最善を尽くす(虫歯になりたくなければ、歯を磨くこと!)。そして主は摂理によって最善の環境を備えてくださっている(これは人の範囲を越える)。

今回のケースでは私の助言に従ってくださり、癌センターの私の友人が診てくれることになった。今度は無駄に死なせないぞ、兄弟。

本日音声はありません

あす兄弟の前夜式、あさって告別式がありますので、それまでは喪に服したいと思っております。

 * * *

本日は韓国の皆さんと一緒にセレブレーションを持ちました。英国KFCのワーシップも韓国語にも訳されつつあり、英語・日本語・韓国語で賛美しております。ところが録音機材の関係で、録音はしたものの、音が割れてとても聞ける状態ではありませんので、本日は音声はありません。週報とレジメはご覧いただけます。よろしくご了承下さいませ。

安息につきました

アップロードファイル 14KB本日、マイケル・K・中村兄弟(1950.8.29-2006.10.18)が主にあって召されました。皆様のお祈りにより、昨年7月の危機を乗り越え、主がこれまで命を延ばして下さいました。感謝いたします。

兄弟は世にあって有名歌手に歌を提供し、またNHKの7時のニュースのテーマや誰もが知るCM曲を作るなどして活躍されました。その後、時代からは忘れられてしまったのですが、神によって確実に覚えられていたと信じます。

今すべての苦痛から解かれて、主イエスの身元で真に安息されますように。アーメン。

秋の空

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天は御手のわざを告げ知らせる・・・

感謝致します

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お心遣いをいただき、主にあって深く感謝致します。昨年よりお付き合いいただいている皆様にはご事情をお分かりいただけていると思いますが、現在、彼はガリガリにやせ細り、末期癌の激痛のため、モルフィネにより、家族に見守られつつ静かに眠っています。医師からはあと数日とのこと。

彼とは20代の後半から24年間、キリストと人生を共有して来ました。ケンケンガクガクとやり合いました。子供たちもわが家と同年齢の3人。幼い頃はキャンプやハイキングで一緒にじゃれ合ったものです。今、みな立派に成長しました。みな兄弟の誇りでありましょう。自分のことを脇において、夫と子供たちに仕えてきた姉妹もよくここまで来られました。私的にはイロイロ思いが乱れもしますが、今は静かに見守りたいと思います。彼がこの地上の幕屋を離れ、真に主にある安息を得られるように。

わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです。わたしたちは、天から与えられる住みかを上に着たいと切に願って、この地上の幕屋にあって苦しみもだえています。それを脱いでも、わたしたちは裸のままではおりません。

この幕屋に住むわたしたちは重荷を負ってうめいておりますが、それは、地上の住みかを脱ぎ捨てたいからではありません。死ぬはずのものが命に飲み込まれてしまうために、天から与えられる住みかを上に着たいからです。わたしたちを、このようになるのにふさわしい者としてくださったのは、神です。神は、その保証として"霊"を与えてくださったのです。

現在BGMで流れる曲は彼の作曲・演奏によるVBallad(べンチャーズに捧げるバラード)です。こちらにもアップしておきます。