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はい、肉(flesh)には二つの構成要素があります。一つは魂だけで、神から独立して生きる私、もう一つは肢体に住む罪(Sin)です。肉はこの二つの相互作用として構成されます。
対処法ですが、後者については私たちは何もなし得ず、神がキリストを罪とされ、十字架で罪を処罰しました(ローマ8:3)。よって古い私(罪と体を結びつける主体)が十字架につけられたので、現在の私の意志の同意がない限り、罪は私たちの体を使えません(ローマ6:6)。
前者については、魂は古い体の一部の大脳とシンクロして機能します。特に大脳辺縁系の影響を受けています。新しい私たちは新しい霊と心を得た私たちです。が、大脳の影響を受けるわけです。よって、御霊に頼るか、魂の力で生きるかは、私たちの意志の選択の問題です。だから主は「魂を否み、それぞれの十字架を負って、私に従え」と言われました(ルカ9:22,23)。この時、2千年前にキリストと共に古い人が十字架につけられた霊的事実が、現在の私の経験となります。それは肉に従わず、霊に従う生き方です。この時律法も自動的に満たされるわけです(ローマ8:4)。
かくして霊が再生され、魂が霊に頼る生き方を学びつつある私たちの究極の希望は、この古い身体が贖われることです。この時こそ真に神の子たちが100%の栄光を輝かして出現するわけです(ローマ8:23)。古い私が終り、新しい私が古い身体の影響から100%解かれ、真の自由を満喫できるわけです。 |