罪について


罪について RES
[1] 越湖( … 回) [E-mail] [引用] 2007/03/14/Wed/09:04 (No.192)

  私達が救われ、聖霊様が内に宿ると、私達の身体の中にある罪は、力を失うとありますが、罪自体は消えずに残り、自己の問題としてはイエスの十字架によって2000年前に全て解決された事を認め、聖霊様と歩むことを選択するならば、自動的にその罪は力を失い沈静化するといいます。しかし、聖書のどこかに「罪のあるところに聖霊様はいない」と書かれているため、罪そのものは、救われた時点で消滅し、沈静化した罪が残るのではなく、罪と聖霊様が同在することが有り得ないという理由から、罪そのものが無くなり、消滅するのではないのでしょうか? 古い身体に属している(記憶・悪習慣が染み込んだ身体)私達は、それに引っ張られることはあるけれども、沈静化した罪の残存のゆえではないのではないか、という点を確認させて頂きたく、メールしました。真実を教えて下さい。よろしく御願いします。

[2] Luke( … 回) [引用] 2007/03/14/Wed/18:21 (No.195)

  罪(Sin)と罪々(sins)の区別がまずポイントになるかと思います。後者は私たちの実際的好意や言葉、思いなどですね。これは主の血によって赦され、取り除かれています。

問題は前者ですが、ロマ書7章のパウロの経験がもしクリスチャンになる前の経験でしたら、越湖さまの言われるとおりかも知れませんが、パウロの経験はクリスチャンになってからのものです。そしてこれは私たちの経験でもあります。すると「体には別の法則があり、思いの法則に対して戦いを挑」むわけです。これが罪と死の法則です。

さらにパウロは「自分の望んでいないことをするとすれば、それは私の肉に住んでいる罪である」ことを発見します。この旧創造の体には罪(Sin)が住み(擬人化されています)、罪と死の法則によって私たちを支配しようとするわけです。これを無効にするのが、8章に出るいのちの御霊の法則です。ちょうど重力の法則が働いていても、飛行機に乗る時にはそれが無効にされているのと同じです。

なお、ウイットネス・リーはここでこの罪(Sin)は擬人化されているから、サタンであるとし、クリスチャンの体にはサタンが内住している(サタンの受肉)と言っていますが、これは聖書を超えた危険な思想です。

[3] 越湖( … 回) [E-mail] [引用] 2007/03/14/Wed/23:07 (No.196)

   ルーク先生、質問に対してのご返答を感謝いたします。大変学ばせて頂いております。罪と罪々の違いがポイントでありますね。また疑問がありましたら、質問させて頂きます。本当に有難うございました。

[4] はみ( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/00:44 (No.198)

  ルーク先生、初めまして。
初めて投稿させて頂きます。

罪(a sin)と罪々(sins)の違いにおいて、わたくしの聖書クラスでも
リーダーを通して学ばせて頂いた事があります。

ここで一つの質問をお許し頂きたいのですが、そのリーダは
私達クリスチャンは今、新しい契約の元にあり
罪も罪々のどちらもイエス様の十字架によって取り除かれていると教わりましたので、少し混乱している所です。
そのことはイザヤ53:6で「その私達の『罪をすべて』を
主は彼に負わせた」と書かれてある通りだと言います。
そのリーダーは[infirmaties]と[trespasses] という言葉で説明してくれました。

パウロのロマ7章は、ノンクリスチャンもしくはクリスチャンであっても
律法的な者や古い契約に未だに生きる者の状況が描かれているということです。

私達が罪(Sins)を犯すのは、罪(a sin)に委ねるからではなく、
罪や罪々の記憶の染み込んだ古い体(脳に残っている古い習慣や欲)に委ねて
しまう時に罪々を犯してしまうのだと言われました。
そしてその時にイエス様を選択するときに、聖霊の力が働くというのです。

ルーク先生の教えて下さっていることと、かなりの共通点はあると思いますが
「新しい契約」を鍵にした時に、沈静化された罪(a sin)が残っているのか
もしくは罪そのものが無くなっているのかで、大きな違いがあると思います。
このことでご回答を頂けますでしょうか。
よろしくお願い致します。

[5] はみ( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/00:53 (No.199)

  ルーク先生

申し訳在りません。一つ書き漏れていたことがあります。
そのリーダーは、罪(a sin)は取り除かれたけれど、救われた後でも
罪を犯し続ければ、契約は不履行となり、その罪は再び戻って来ることがある、
とも教わりました。そのことだけ付け加えさせて下さい。
申し訳在りません。

[6] Luke( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/15:32 (No.200)

  とても大切な点と思います。結論を言えば、罪(Sin)はまだ体に残されています。理由は上に書いたとおりです。この罪と古い私たちの名残(大脳辺縁系)が相互作用するわけです。この体の贖いは将来のことで、ロマ書には

8:23 被造物だけでなく、"霊"の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。

とあるとおりですね。この時、罪(Sin)のない霊の体と得て、私たちもイエスと同じように、罪を「犯さない」のではなく、「知らない」存在とされるわけです。

[7] はみ( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/16:50 (No.201)

  ルーク先生

ご返答をありがとうございました。
最後に、一つだけ質問させて下さい。
もし、私達の体に沈静化されたものとは言え、まだ罪(a sin)が残っていると
すれば、聖書の語る

「罪のあるところに聖霊は住まわれない」
「その私達の『罪をすべて』を主は彼に負わせた」

という御言葉を、どのように受け止め、また理解したら良いでしょうか。
ご教授を、どうかお願い致します。
何度もしつこく伺って、本当に申し訳在りません。

[8] Luke( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/19:22 (No.202)

  罪(Sin)はいわゆる原罪ですね。この処理は、ロマ書に

8:3 つまり、【罪については】、御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。

とあります。【】の部分は一部の和訳では「罪を除くために」とありますが、原語にはそうありません。また1コリントに

5:21 神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです

とあります。これが罪(Sin)の処理法です。取り除いていないのです。しかし個々に私たちが犯す罪々(sins)については集合として除かれます。ヨハネ書に

1:29 見よ、世の罪を取り除く神の小羊

とあるとおりです。ここの「罪」は集合的に単数形です。そして罪(Sin)と罪々(sins)の違いは1ヨハネに

3:5 キリストが現われたのは罪(複数形)を取り除くためであったことを、あなたがたは知っています。キリストには何の罪(単数形)もありません。

そしてこの罪(Sin)は、主に体に働く「罪と死の法則」によって働きます。ロマ書8章でもこの法則自体を取り除いてはおりませんね。しかし「いのちの御霊の法則」がそれを無効にするわけです。

聖霊は私たちの再生された霊に住まわれます。魂は体と霊の間にあるわけです。ですから古い私の条件付けされたパタンで生きるか、御霊に頼るかの選択が私たち(=魂)には任されているわけです。体を不義の器とするか、義の器とするか。

救いの過程は、

霊(いわゆる新生/再生)→魂(いわゆる聖化)→体(いわゆる栄光化)

と段階を踏みます。栄光化するとき、私たちは今その中で呻いている地上の幕屋(体)から解放されるわけです。その時は罪を一切知らなくなるわけです。かくして

2コリント3:18―わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです。

とあり、究極的には

1ヨハネ3:2―愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現われたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです。

とあるとおりです。

[9] はみ( … 回) [引用] 2007/03/21/Wed/21:57 (No.203)

  ルーク先生

ご丁寧に細かくご質問に答えて頂いて、心から感謝致します。
先生が教えて下さったことを、イエス様に深く啓示して頂けるよう祈りつつ
再びロマ6章〜8章にかけて、聖書を読み直してみます。
本当にありがとうございます。

最後に、聖化と栄化を英語に訳した時の、正しい単語を教えて
頂けないでしょうか。
辞書を調べても、キリスト教用語はなかなか残っていないので、
助けて頂ければ助かります。

聖化→santification ←(スペル不明)ですが、この単語で良いのでしょうか。
栄化→分かりません。教えて下さい。

お手数をおかけして申し訳在りません。
ロマ書に関してはまた疑問質問が出ましたら、その時はよろしくお願い致します。

[10] Luke( … 回) [引用] 2007/03/22/Thu/12:04 (No.204)

  ・再生/新生→born-again/regeneration
・聖化→sanctification
・栄化→glorification

です。

Blessings!

[11] はみ( … 回) [引用] 2007/03/22/Thu/20:05 (No.205)

  ルーク先生

先生のご教授はとても丁寧で分かりやすく、勉強になりました。
本当にありがとうございました。
これからも、イエス様がルーク先生にますます神様の真理を啓示して下さり
大きく用いられるようにお祈りしています。
また質問が浮かびました時には、宜しくお願いします。
心から感謝します。

[12] maria( … 回) [引用] 2007/12/29/Sat/14:27 (No.267)

  恵みあふれる聖マリア

主はあなたとともにおられます。

主はあなたを選び 祝福し あなたの子イエスも祝福されました。

神の母聖マリアさま 罪深いわたしたちのために

今も 死を迎えるときも祈ってください。

アーメン。

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