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年金問題のルーツ

文藝春秋八月号の記事『年金消滅の主犯を暴く』によると、厚生省初代年金課長花澤武夫氏は次のようにのたまっておられるとのこと。

労働者年金保険はドイツ社会保険の実例に鑑み、勤労者の増強と浮動購買力を吸収してその巨大なる資金を国家的に動員することを目標とし、之が目的達成の手段として、社会保険の制度の活用を企画した(中略)、即ち新しい日本的年金保険は敢えて社会保険たることを要しない。

さらに続けて

なにしろ戦争のどさくさにやってしまったから、それがいちばんよかったのですね。落ち着いて、みんながまともに考えるようになってからこれを作ろうと思ったら・・・法律はできなかったでしょう。

なぜなら

年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない・・・せっせと使ってしまえ

というわけだ。以上、同氏著『厚生年金保険法大要』及び『厚生年金保険制度回顧録』。

嗚呼、長さん的に、だめだ、こりゃ!