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フリーズの罠

ずっと前にアメリカで、日本人学生が「フリーズ」の意味を知らずに射殺された事件があった。この場合は「止まれ」の意味だが、元々は凍ること。人は面白いもので、先の電車の中でのレイプ事件のような場面では、フリーズしてしまうのだ。思考停止、そしてアクション停止。

今回の米国の射殺事件のレポートをTIME誌で読んだ。非常に詳細に事件を記述しており、その臨場感のゆえに私までも背筋が寒くなった。多くの学生や教師がなぜたったひとりを制止することができなかったか。証言を読むとやはりフリーズしている。生存者の言葉があるが、頭の中は「次は自分だ」と、ただ机の下にもぐっていただけだったようだ。

これはまた致命的になり得る病気に罹患した場合なども同様。真実を受け止めることができず、恐れの感情によって思考が停止し、フリーズする。姿勢は受動的で、自らアクションを起すことがきわめて困難となる。

サタンもしばしばこうやってクリスチャンを威嚇する。例えば、クリスチャン・トゥデイやローカルチャーチのように裁判の威嚇をもって真実の隠蔽を図る。こういったとき、決してフリーズして受動的になってはならない。何らかの声を上げ、アクションを起すべきなのだ。

ちなみに今回山谷さんは提訴された場合、クリスチャン・トゥデイが2ちゃんねるでなした同氏と救世軍に対する名誉毀損に対して、1円の損害賠償金を求める訴訟を提起することも予定されているようだ。いいですね、大いにやりましょう。何なら、私も原告として加わってもいいですよ^^

かくのごとく、自分の立つところを明確に宣言すること。聖書の真理を自らに語り、また人に語り、サタンに宣言すること。サタンは恫喝の名人なのだ。多くの心病んでいるクリスチャンを見ると、ほとんどの人がこの受動性の罠に落ちている。自ら立つこと自体に恐れを感じているのだ。結果は、されるがまま。

最も効果的なことは主の御名を語ることだ。イエスの名を大胆に語る時、そこに主ご自身もおられる。あるという方がおられる。

神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。

まず神に服すること、そして立ち向かうこと。神に対しては能動的に受動性を取るが、敵に対しては能動的に立ち向かうこと。けっして恐れによってフリーズして、されるがままにされてはならない。

聖書は創造主による人間の取扱説明書にして、霊的な精神医学書なのだ。

受動性の問題について

Commented by Luke 2007年04月24日(火)21:35

ちなみにTIME誌は大学のキャンパスは最も安全に見えて、実は最も危険な場所であると指摘していた。いやあ、これは人事ではない。あの『悪魔の詩』を訳した筑波大学助教授のI氏もキャンパスで"処刑"されたのだ。