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ちょっと怖いぞ

昨日の報道ステーションで米国の選挙戦において福音派の果たす役割をレポートしていた。例のビリー・グラハムのクルセードの場面が映され、そこに参加してたクリスチャンが「ブッシュは神が特別に選び立てた指導者だ。」と満面喜々として"証し"していた。

おいおい、これでは私など反ブッシュの者は神への反逆者となる(汗)。またどこぞの牧師が「投票にはよお〜く祈って、神の御旨に従うべし」と説教していた。暗にブッシュに入れろと脅迫しているようなもの。言外に<ブッシュに入れる=神に従う>の暗示があるから、<ケリーに入れる=神に反する>となるわけ。巧妙な心理誘導である。

アメリカのある大学教員の友人が「教会では共和党、職場では民主党。自分はその分裂の中に置かれている」と言っておられたが、なるほどアメリカは分裂しかかっているようだ。ネットでも聖書原理主義的なクリスチャンメディアは徹底してブッシュ支持、かつ反ケリーの論調を打ち出している。

しかし政策や議論の是非はともかくとして、TVでのアメリカのクリスチャンたちの"様"やネットの"論調"を見ていると、「神がかり」的様相を呈しており、何か怖くなるのだが、私だけであろうか。