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深まるイラクの混乱

ファルージャを米軍が制圧したそうだが、プロテロリストは脱出し、むしろテロリストが拡散した。ラマダンの最中にモスクなどにも攻撃を仕掛ける米軍の神経は、一般のイスラムの民も傷つけている。スンニ派もシーア派も選挙参加をボイコットするようだ。どう考えても正常な選挙が行われるわけがない。

前から述べているように、米国の正義と自由、そして民主主義は病的である。自分自身が偽りを隠し持っている証拠であり、これを強迫反復ということは前に述べたが、まさに国家的強迫神経症。

そして一番の問題は自称ボーンアゲイン・クリスチャンのブッシュが自分の正義を神の正義として、自分の意志を行使している点。もし彼が自分の意志だけで起こしたことを語るのであれば、私はあえて異議を唱えないが、神の正義を旗印にしている点が最も深刻な問題である。見かけは泥沼化で同じように見えるベトナムとの本質的違いはここにある。