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チャレンジ

例の大蔵君は実に面白いですね。休み中に本を読んで「政治家は謙虚であるべき」と学んだと。何冊読んだかと問われて、しばらく考え、「1冊です・・・」。題名はと言われて、「プライベートに関することですから・・・」。いじめられて可哀想との声もあるがとの問いに、「いえ全然可哀想ではありません!」。彼はかなりの大物になるかもしれません。

でも、受験界でもこんな話があるのです。現代文の先生のところに深刻顔をした学生が来て、3ヶ月間勉強したがなかなか成績が上がらないとこぼす。先生は「3ヶ月で上がったら僕たち教師は失業するよ。ところで君はこれまでに何冊の本を読んだの?」と聞くと、彼はじっと考え込んで、「5冊かな、ええと、8冊かな・・・」。おいおい20年近く生きてきて、読んだ本の数を数えるなよって・・・。

何しろ、マルクス・エンゲルスを一人の人物の名前だと思っていたり、反対に、アリストテレスをアリスとテレスと二人だと思っているわけ(NHKよ、責任を取れ!)。スゴイことになっているのですね。だから私は大蔵君のようなキャラはさもありなんで、むしろ好きなんです。ガンバレ!

今、チャレンジしていること。映画の台詞を字幕なしで理解すること。私たちは論文を読んだり書いたりは英語でしますし、ニュースとかメッセージなどの内容のある場合は理解することは容易です。かえってたわいない日常会話がピックアップできないのですね。特に子供たちの英語が難しいわけ。これは幼児語を経ていないため。

で、好きな映画を白文(漢文みたい)で理解すること。これが今のチャレンジ課題なのです。「速聴」の訓練をした結果、これがかなり効果があり、ピックアップができる率が大幅に増えてきているのですね。最近はDVDで字幕を消したり、英語にしたりできるので、けっこうありがたいです。

とにかく歳とっても常に課題を自分に課して、絶えずそれと向き会うこと。本日のメッセージでも語りましたが、エジプトの物を神の国へとぶん取り続けたいわけです。