Kingdom Fellowship Church


Message Outlines

2010.05.16

恵みと実体

主イエスは神のロゴスにして、肉体なる幕屋を張られた方でした。その方は恵みと真理に満ちておられる方でした。旧約のレビ系祭司の体系はこの方の影であり、この方を説明し、この方を解き明かしています。それは履歴書のようなものにして、本人が来られるとき、その意味がすべて明らかになります。こうしてロゴスはご自分の栄光を証しされました。栄光とはその本質を表現することです。すなわち恵みと真理を表現することです。恵みは主に神の愛と関係します。真理は主に神の光と関係します。ともにいのちの中にあって、そのいのちの実質を表現するのです。善悪を知る木そのものは何も毒でも何もないのですが、いのちから離れるならば、それは死を意味します。しかしいのちの木の実を食べることにより、ロゴスの中のいのちを味わい、いのちは人の光となるのです。それは客観的な知識の問題ではなく、経験の問題であり、いのちの実を味わうとき、恵みと真理を知るのです。キリストはいのちに満ちる(pleroma)方、私たちはその豊かさの中から受けて、恵みにさらに恵みを増し加えていただけるのです。自分の無力さ、無能さ、弱さを覚えるときがチャンスです。この恵みと真理に満ちる方が働かれる機会です。人にはできなくとも神にはできるのです。恵みが働き、真理が私の経験となるとき、私たちはいのちに満たされます。それはいのちの木の実質であるキリストにタッチすること、キリストが実体化されること、キリストに生き出ていただくことなのです。これがキリストの充満(pleroma)なるエクレシアです。


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御言葉:ヨハネ1:4;14−17;コロサイ2:17;ヘブル10:1


@言は肉となり、わたしたちの間に宿られた(幕屋を張った)cf.ヘブル5:2

A言の栄光=父の独り子としての栄光→恵みと真理とに満ちる(pleroma)cf.コロサイ1:19

Bこの方の満ちあふれる豊かさ(pleroma)から、恵みの上に恵みを受けた;cfエペソ1:23、エクレシアとはキリストのpleroma

 C律法はモーセを通して、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れた(コロサイ2:17;ヘブル10:1)
 
 D恵みと真理に触れかつ味わう→私たちの無能・無力さにおいて特に経験できる