Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2008.01.20

時を見る目@


これまでのシリーズは一度止めまして、昨今の世の中とキリスト教界の状況に鑑み、これらをいかに評価し、どう対応すべきか、これを御言葉からしばらく見ていこうと思います。私がニッポンキリスト教を批判し、その現在と将来に対して懸念を表明している事は単に私の主観ではないことがわかると思います。聖書にはこの地を支配するいくつかの霊が出てきます。これらの霊が地上においていろいろなあり方で働いているわけですが、今日見るのはバビロンの霊です。バビロンは今のイラクあたり、聖書ではシヌアルの地と呼ばれており、人類最初の権力者ニムロデが立てられ、人類が誇り高ぶりバベルの塔を立てた地であります。ニムロデ(「私たちは反逆しよう」の意味)は主によって勇敢な狩人となり、次々に自分の王国を打ち立てました。しかしそのシヌアルの地から神に対する反逆が起こったのです。自らの権力を誇り、自らの王国を建て、さらには天にも届くバベルの塔を打ち立てること。力と上を志向すること。これが神に対する反逆の霊の本質です。それは神からの独立、人間の力の誇示です。アカンの隠した外套はシヌアル製、ネブカドネザルが神殿の器具をシヌアルのマルドゥクの神殿に納めました。またセカリヤの幻には偶像礼拝の地として登場します。今日の状態をこれらのシヌアルの地とニムロデの霊で理解するとき、現代においても敵の働き方はある法則にもとづていることが分かります。それは自己栄光化の霊であり、これが世と教界をも侵食しつつあるのです。


<<週報メッセージアウトライン>>
pdfファイル)


=バビロンの霊=


@人類の神からの独立と反逆(創世記10:8-9):ニムロデ(ニムロド:「私たちは反逆しよう」の意味い)→最初の権力者;狩人(=自ら生計を立てる者)

Aニムロドの王国:シヌアルの地(同10:10)→バベルの塔(同11:4)

Bアカンの罪(ヨシュア7:21):分捕り物(産地シヌアル)を見て欲しくなる(cf.創世記3:6)→誘惑の本質(1ヨハネ2:16)

Cネブカドネザルによる神殿の破壊(ダニエル1:2):神殿の略奪物はシヌアルの地に納められる→神殿(=私たち)が世に囚われ、世の宮に納められること(現代のキリスト教の状況)

D偶像礼拝の光景(ゼカリヤ5:5-11):邪悪な女=罪の総体、エパ枡=光を隠すもの(マタイ5:15など)→シヌアルの地へと持ち去られる(cf.黙示録17:3)

E偶像礼拝の本質:自己の目標、自己の方法、自己の達成の上にすべてを建て上げること→自己栄光化こそサタンの本質(イザヤ14:12-15)