Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2007.05.27

神の国の奥義(17)

イエスの弟子たちは人なるイエスと触れ合いました。イエスは時空間に介入された神です。よってヨハネの後に来る人ですが、ヨハネの前におられた方なのです。神のロゴスなる方、神の実質が豊かに充満していた方です。この方は弟子たちによって様々の呼ばれ方をしました。その当時の弟子たちは、肉の目によってしかイエスを知ることができなかったからです。しかしイエスは人として目を持たれ、その目は誤るところなく、一人ひとりを見抜きました。ナタナエルのように心に嘘ない者をイエスは愛されます。私たちの心は取り繕いで満ちていますから、病んでいるのですが、しかし新しい心を下さるのです。安心してイエスのみ前に出ましょう。その視線によって見つめられることは幸いです。ヨハネはイエスを見つめたのです。そして神の小羊と知りました。私たちもイエスを見つめましょう。その方がどなたであるかを、自ら知りましょう。そのためにはイエスの泊まっているところに一緒に泊まる必要があります。今イエスはどこに泊まっているのでしょう。私たちの霊の中です。私たちの霊の中で安らいでくださる時、私たちも共に安らぐことができます。かくしてイエスによって天は開け、イエスの上を天使たちが行き来するのを私たちは霊の中で経験することができるでしょう。周りが八方塞であっても、天は常に開けているのです。人なるイエスが天と地をつなぐ神の家の天からかけれたはしごだからです。


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=人となられた神A=

御言葉:ヨハネ1:29−51


@神の小羊(29節)-ヨハネより後から来た人(aner=男子・資質のある人、エペソ4:13;コロサイ1:15,19)、ヨハネより先にいた方(30節;参照8:58)→神(時空を超えた方)が人(時空に生きる人)になった

Aヨハネから、イスラエルに現れるためにバプテスマを受ける:イエスは人であることの証明:働きをする前に受けるバプテスマ+聖霊が留まる(31,32節)→聖霊との関わりの二面性(参照マタイ1:18)

B神の子の証し(34節)

Cヨハネの弟子からイエスの弟子へ(37節):イエスの泊まっている場所に同行し、泊まる(ルツ記参照)→イエスの生活を共有すること

Dペテロに対するイエスの視線(42節)とイエスを裏切るペテロに対する視線(ルカ22:61)→人なるイエスと視線を交わすこと(emblepo)(参照:ヨハネ1:36;箴言15:3;22:12)

Eナタナエルを見て(eido)、嘘がないと、彼を知った(ginosko:参照エレミヤ17:9):イチジクの木は祈りの場(ミカ4:4、ゼカリヤ3:10)

F天が開け、人の子の上に天使が上り下りする(ヤコブのベテルでの夢)

Gイエスの称号の変遷:神の小羊、ラビ、メシア、ナザレの人;ヨセフの子、神の子、イスラエルの王、イエスご自身は人の子と。

H人間関係の連鎖によりイエスとの邂逅が展開する!


■暗証聖句

1:29 その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。

1:30 『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。

1:34 わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」

1:41 彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った。

1:45 フィリポはナタナエルに出会って言った。「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレので、ヨセフのイエスだ。」

1:49 ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」

1:51 更に言われた。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」