Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2006.03.12

神のエコノミー(24)

−調合された香料−

任職式の最後に聖別の油をいくつもの香料を混ぜて調合し、至聖所から聖所、そして外庭に向かってその調度品に注ぎかけました。この至聖所からの聖別は、私たちの救いの過程を示します。<霊(至聖所)の再生→魂(聖所)の作り変え→体(外庭)の贖い>です。これは私たちのうちで良き業を始められた方キリストが完成して下さることです。ここで注意することはこの油はまず神の満足のためのものであり、私たちの満足はその結果なのです。自分を第一にすれば決して真の満足は得られないことでしょう。次に幾種もの香料を混ぜ合わせて香を契約の箱の前に供えました。これも神の満足のためのものです。香は私たちの祈りであり、第一に神の国と神の義の実現を求めるときに、私たちの祈りは神を満足させることが可能です。私たちの必要の満たしや癒しなどはすべて添えて与えられるのです。一番神に受け入れていただける祈りは、御霊に導かれる祈りです。祈っているときに神が触れてくださるように感じる時、その祈りは香として捧げられています。一面私たちは何でも自分の願い事を神に知っていただいてよいのですが、一面自分から離れるほどに祈りは答えられるようになります。主の言葉が私たちのうちに住まい、私たちが主のうちにとどまるならば、何でも願うことはかなえていただけます。香を炊く秘訣はキリストのうちにとどまること。キリストの言葉を豊かに住まわせることです。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)



2.幕屋建造の順序(出エジプト25-30章;1コリント2:9)

@契約の箱→パンの机→燭台→幕屋の幕→壁板・横木→至聖所の垂れ幕→入り口の幕→祭壇→庭→常夜燈→祭司服→聖別→祭壇→いのちの代償→手足の清め→聖別の油香料

O聖別の油(出エジプト30:22-38)

・聖別の油を作る→臨在の幕屋・掟の箱・机と祭具・燭台と祭具・香壇・捧げ物の祭壇と祭具・洗盤と台に注ぐ

・順序は至聖所から聖所、そして外庭の順:霊→魂→体へと聖化される、特に体は最後の段階で栄化される(1テサロニケ5:23;ローマ8:23;ピリピ1:6)

・注意:聖別の油は主のためにのみ使うべきもの、一般の人に注いではならない(2コリント6:14-18)

・香料:一部を細かく砕いて粉末にし、掟の箱の前に置く→主はそこでお会いくださる(エペソ6:18;ピリピ4:6;ヤコブ4:8)

・注意:私用に使ってはならない、類似のものを作って香りを楽しんではならない→まず主のための満足を求める(マタイ6:10-15)、私の満足はその結果(ヤコブ4:3;ピリピ4:11-13);私と主とはひとつであるから(ヨハネ15:7)

・聖別と聖化はすべて自己努力によらず御霊による(ガラテヤ3:3)→自己を見ないでキリストを見る(ヘブル12:2)=鏡を放棄する


■暗証聖句:1テサロニケ5:23−24;ピリピ4:11-13;ヘブル12:2

どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。また、あなたがたの霊も魂も体も何一つ欠けたところのないものとして守り、わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。あなたがたをお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます

わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。

信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。あなたがたは、罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。