Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.10.02



神のエコノミーC

−タラントの投資対象:幕屋−

イスラエル人は出エジプトする際、着の身着のままで出たのではありません。神の摂理的な配剤によって、彼らはエジプト人の好意を買い、金・銀・財宝・家畜などを豊かに持ち出したのです。聖書は「エジプトから分捕った」と言っています。私たちの得るタラントはもちろん主から来るのですが、現実にはエジプトとの関わりにおいて与えられます。エジプトはこの世を表わしますが、ヨセフにせよ、モーセにせよ、ダニエルにせよ、みなエジプトあるいはバビロンで訓練を受け、能力を養ったのです。私たちはこの世の者ではありませんが、この世にある者です。この世の学問や富を分捕る必要があるのです。そしてこれらのタラントは、それぞれが心から進んで捧げることにより、幕屋の建造のために用いられます。イスラエル人が捧げたこれらの素材が組み合わされて幕屋とされ、神はそこに住まうと約束し下さっています。究極には新エルサレムで成就するのですが、時間と空間に制限された今の私たちは、荒野において幕屋を持ち運びつつ、地上に寄留する者として、神の臨在を享受します。現在のエクレシアが幕屋です。幕屋とは神の臨在の場であり、それは今エクレシアにおいて実現します。目に見えるエクレシアはまだ不完全であり、神の臨在もまだ十分ではないかもしれません。私たちが制限しているからです。しかし確実に神の建て上げはなされており、神の臨在も増し加わりつつあるのです。鍵はこの世から世の人の好意を買って富を分捕ること、それらを心から進んで捧げることにあります。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.タラントを投資する対象:幕屋の建造

@幕屋の建造:出エジプトの後、契約の締結(出エ24章)があり、その直後に幕屋の建造が命じられた(同25章)

A幕屋の構造:外庭(祭壇と洗盤)、聖所(メノラー、備えのパン、香壇)、至聖所(証の箱)

B幕屋は三位一体なる神と同時に、私たちをも象徴する→組み合わされた立て板

C幕屋で使われた金と銀の量は現在の価値で数十億の価値

D幕屋は捧げ物で建造された(出エジプト25章)
 ・ 心から進んでささげる(2節)
 ・ 奉納物は次のもの(3-7節):金、銀、青銅、青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎ
 の毛、赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、燈油、そそぎの油とかおりの高
 い香のための香料、エポデや胸当てにはめ込むしまめのうや宝石


E神の約束(8節):彼らがわたしのために聖所を造るなら、わたしは彼らの中に住む。

Fこれらの物はエジプトから持ち出した物(出エジプト12:35,38)→この世の学問・富・地位・
 資格などは幕屋の建造のために用いられる



■暗証聖句:出エジプト12:36;25:2

主はエジプトがこの民に好意を持つようにされたので、エジプトは彼らの願いを聞き入れた。こうして、彼らはエジプトからはぎ取った

わたしに奉納物をささげるように、イスラエル人に告げよ。すべて、心から進んでささげる人から、わたしへの奉納物を受け取らなければならない。