貸借対照表の見方


右側は「貸方」といってお金の出所(=天)を表し、
上は他人資本(借入金)、下は自己資本です。
左側は「借方」といってお金の形を表し、ある時点で
自分が有しているいわゆる「資産」です。
「資産=借入金+自己資本」です。


例:100万の車を30万の自己資金と70万の借入金で買ったとき
(金利は無視しています)



借 方
貸 方
 資 産 100
借入金 70
 
自己資金 30

この場合自己資本率は30%となります。


この直後に車の値段が暴落して20万になったとします。

借 方
貸 方
 資 産 20
借入金 70
 
自己資金△50

これで自己資本が80万減ってしまい-50万となり、債務超過状態です。
これがデフレです。借金が重くのしかかります。
物の値段が下がることは自分の首を絞めます。


反対に車の値段が150万に上がりますと、見かけ上の自己資本が増えます。
これがインフレの状態です。相対的に借金の率が減り楽になります。


借 方
貸 方
 資 産 150
借入金 70
 
自己資金 80

現在1,000兆の借金を抱える政府は子会社である日銀による国債買い取りにより
450兆は帳消しになっています(2018年10月現在)。


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