常温核融合の現実化
- 2011/06/27 20:10
- Category: 科学
- Tag: 常温核融合
すでにここでも文化勲章受賞者、阪大名誉教授の荒田先生の固体内核融合を紹介している。こちらによくまとめられてあるので、参照してほしい。
核反応式は
熱は質量欠損分mが
に従ってエネルギーに変化する。よって、一切の放射線が出ない!*1
今回の原発事故で改めて注目されているが、なぜ、荒田先生の研究がニッポンでは埋もれているのか。そう、もう分かると思うが、カ ネ に な ら な い のだ。研究者も文部科学省から研究費を取るためには、それなりのスジの研究テーマで申請しないと通らない。さらに同省に顔の効く学者を入れないと、これまた通らない。かくして新奇な研究、つまり成果が出るかどうか不明なものは敬遠されるわけ。昨年か一昨年にようやく荒田先生も400万円ほどの予算がついたようだが・・・。わがニッポン、要するに「××村」があちこちにあるわけなのだ。そこに群がって食っている学者、政治家、企業がこれまで内々でお手盛りでやってきたと言う次第。先に丸山ワクチンの例をあげたが、ある面、荒田先生も同じ運命を辿ることがないように応援したい。
で、常温核融合についてはいろいろな方法があるのだが、またひとつの手法が成果を出したようだ。
何でも電磁パルスで叩いているうちに、1Hから2H3Hと中性子が充填されて、ついには4Heに至るというわけ。この時、熱エネルギーが発生する・・・。これが既成の物理学に難題を吹っかける言うわけだ。プラズマで閉じ込めるいわゆる高温核融合に比して、あまりにも単純す過ぎるわけだ。これで可能ならば、ウン千億円の予算による高温核融合研究はいったい何だったのだ、となるのだ。
・・・と言うわけで、ニッポンもそろそろこれまでのいわゆる官界、学界、政界、財界の力学が通用しない様相を呈してきたが、荒田先生の研究も日の目を見て欲しいものだ。が、残念ながら、福島はすでに壊滅する。時、やや遅きに失している感は否めない。
*1:Dは重水素
Luke
あ、情報を感謝いたします。
H4とは、pと3つのnによる同位体と理解していましたが。
生物触媒による放射能除去はちょっと信じがたいですが、本当ならば希望がありますね。