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Re:ブッシュの罪

ちなみに私は、日本は対米関係において、政治的去勢、軍事的去勢、そして経済的去勢を受けていると、前から書いているが、今回面白い記事を発見した。泉秀樹著『日本「古街道」探訪』(PHP文庫)によると、あのペリー総督が安政四年(1857)十一月二十八日に川崎宿に到着する少し前に、

「日本を開国して外国の影響を受けることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるか、どうか、疑わしくなる。私は、質素と正直の黄金時代を、いずれの国におけるよりも、より多く日本において見出す。生命と財産の安全、全般の人々の質素と満足とは、現在の日本の顕著な姿であるように思われる」

と記しているとのこと(原文はもちろん英語)。

アメリカの横暴的振る舞いについては、下に紹介したラビ・バトラが興味深い歴史観によって解き明かしているので、後ほど紹介したい。

70年代の香り

アップロードファイル 17KB映画『ドリームガールズ』を観てから、私の中に眠っていたディスコの感覚(センセイション)が甦ってしまった。で、映画を観ながら音楽ショップを見ていると、ディスコのアルバムがあるではないか。題して『Best of Disco Nights』。うれしくなってつい買ってしまった。これシリーズなので、楽しみだ。マイケル・ジャクソン、アース・ウインド&ファイアー、ノーランズ、スリー・ディグリーズ、ウェザー・ガールズ・・・と。実は英国KFMのワーシップチームのパーカッション&ペット担当のラウル・ド・オリベイラは、日本のドリカムのバックでペットを吹くが、ずっと以前スリー・ディグリーズなどとツアーを組んでいた。

わくわくしつつ車の中で早速聴くが、わが大脳辺縁系の海馬が刺激され、偏桃核に火が灯り、当時のディスコの場面がフラッシュバック。何とも懐かしい感覚が・・・。世間もどうも昭和回顧の傾向があるようだが、私も完全に70年代モード。テレビでも、『ダンシング・シスター』などがケータイのCMに使われているが、多分私たちの年代のプロデューサーが仕切っているためだろう。

家でCDをかけると、風邪で寝ていた長女が「パパ、何でメグちゃんが知ってる曲かけてるの?」と。「これはパパの青春時代の曲だあ」と見栄を張ったが、実は今の学生のファッションセンスも、私たちのセンスとかなり似ている。世の空気が何となく70年代なのだ。昨日紹介したラビ・バトラも言っているが、時代(コスモス)はまさに循環するのだ。これもストイケイア?

本日のニ冊

さあて、花の金曜日です・・・。いつもどおり、iTumesから流れるJazzで過ごしております。

アップロードファイル 4KB陰謀論の罠』―ここでも9.11テロについては何度も触れているが、アメリカの自作自演によるヤラセとの説を徹底的に否定する。著者自身が"最強のオタク"を誇っているため、オタク文化のプライドにかけているようだ。9.11ばかりではなく、真珠湾攻撃やトンキン事件についても触れている。陰謀論の魅力は世界の事象を統一的に説明できる点で、歴史の究極的メタ言語であるわけだ。一方で陰謀論に組することは知性の放棄であり、その究極が妄想であるとなるわけだが、私的に診て面白いのは、陰謀論に組する側も、否定する側も、同じような要因を持っていること。ある種の精神的傾向の裏表として現れるようだ。

アップロードファイル 5KB新たな黄金時代』―ここでも過去に紹介したラビ・バトラの新著。彼は日本のバブル崩壊も警告し、さらに2000年までに共産主義の、2010年までに資本主義の終焉を予言し、次に来る社会をPROUT社会としている。現在のアメリカ主導の"グローバルスタンダード"に基づく資本主義の極みで二分化社会となり、地元の商店街がシャッター街と化し、郊外にはアメリカ型大スーパマーケットが乱立している。人が資本のシステムによって消耗品となる中で毎年3万人以上が自殺し、それにアンチテーゼを提示することもできない無力感の中で、ニートだフリーターが400万に達する今のニッポン。アメリカの住宅と石油バブルと中国の投資バブルが破れる時、次の時代を迎えることになると予言する。バトラ博士は人を活用することが鍵であると主張される。

ラビ・バトラの予言の検証

以前紹介した同氏の今後の情勢の予測を確認して置こう:

1)日本利上げで日本経済は停滞に陥る。特に800兆の国債の利払いだけでも大変な重荷に。

現状:株価はきわめて不安定。消費税は10%へ。

2)原油価格は100jを超える。これが日本の貿易黒字を食い潰す。

現状:中東の不安定化により、原油は高騰中。ガソリンも15年ぶりに140円突破も。その他原油製品が高騰。

3)アメリカ経済は利上げと住宅バブルの崩壊で低迷する。

現状:秋ごろから米経済は失速する予想。特に住宅投資が高金利によりストップしており、バブル崩壊もあり得る。しかし原油や資源の高騰でインフレ懸念があるため、安易に利下げもできない。

 * * *

いずれにせよ、中東の火種は燃え上がる危険性が高まっており、現在はアメリカとシリア・イランが直接対決はしていないが、これは落とし前が着くまで終わらない。しかし原油高騰の裏で、誰かが確実に儲けているのだ!

ついに解除

ゼロ金利から無担保コール金利を0.25%に誘導。公定歩合は0.4%(→日銀ペーパー)。株価は252円の4日連続続落。悪材料出尽くしとなるといいのだが。景気観測は「回復」から「拡大」へと変更。デフレは脱却・・・。と言うわけだが、大丈夫かいな?極私的にはラビ・バトラの予想がますます確実になっている感じがしますね。原油はいずれ100ドルを目指していますし。

 * * *

本日は暑かったせいか、出勤の際は高速で1つの事故渋滞。帰宅の際は3つ(!)も事故渋滞。おかげで3時間・・・。今風呂から上がりビールでホッと一息つきましたが、かなりグロッキー。ガス代は食うし、そろそろ電車通勤もありかな?

加えてあすはオープン・キャンパスで、お客様の接待と・・・。気温35度とか・・・。気が遠くなりそう。

いよいよか・・・

ゼロ金利解除(→記事)。理由は設備投資が過熱気味とのこと。すでにわが住宅ローンの金利は上がっているのだ。国債の返済分も1%の金利上昇で1兆6千億増加する。

ラビ・バトラ師は原油高(現在74ドル前後!)と金利上昇でニッポン経済はクラッシュすると予言しているが、何か現実味が出てきた。目先の数字の好調の裏に、とんでもなく深い病巣が隠れているような。橋本氏が原因不明の隠れた病気で、政治家としては若くして亡くなったが、同氏の政策で一挙に経済が冷え、日経平均が7千円台になったことを思うとき、どうも隠れた病巣が一挙に増殖しそうな気配を感じるのだが・・・。

PROUT

バトラ氏のPROUTは教会についても言える。いわゆるメガチャーチの幻惑で眼がくらんだ野心的牧師たちが、その流れを日本に入れるならば、商店街の小さな駄菓子屋的教会は成立しなくなる。すでに韓国では"倒産"する教会が出て、勝ち組みボクシと負け組みボクシとかも出ているとか?ニッポンキリスト教でもデカサによって牧師会での地位と発言力が決まるとか。サル山社会ですな(笑)

「現代の使徒・預言者による宗教改革」とか、肉の欲、目の欲、暮し向きの自慢を煽るにはまさにピッタリのスローガンだ。私は見栄えのしないおっちゃん・おばちゃんによる駄菓子屋教会があちこちに植えられることを願っている。そこで二人または三人がわたしの名によってあつまっているならば、わたしもまたそこにおる、と言う主のきわめて親密な語りかけを聴くことができるだろう。

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秋田の事件は、やはり、でしたね。やりきれない気分です。あのような閉鎖社会においては、人間関係の縺れで自分を見失ってしまうのでしょう。しかしこれからさらに最悪の展開もあり得ます(意味は・・・言いたくない)。これはキリスト教界も同じ。この業界は人を病ませる「何か」が働いています。クリスチャンたちよ、キリスト教界をエクソダスせよ!世にあって生き生きと生きよ!

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村上さんはインサイダーを認めたらしい。LBがらみの取調べで相当に証言があったようだが、金だけで結びついた者たちは互いの利益がなくなれば、さっさとバラバラになるのだ。アメリカ型資本主義の末路や哀れ。