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一神教と略奪主義

と題する論文が、今月の「学士会会報」にあった。学士会は旧帝国大学系大学出身者の同窓会みたいなもので、日本を牛耳っているエライ人々の社交サロンであり、小生もいちおう名を連ねている(余談:この学士会の名簿が裏でかなりの高額で取引されているらしい・・・)

内容は読まなくとも、タイトルで分かるとおり、現アメリカのなしている「正義の鉄槌」は、一神教を奉じる、「絶対的利己主義」に毒された独善的善を押し付けるヤカラのしわざであるとする論文である。やれやれ。

これが日本のハイソの人々の間における聖書観のジョーシキである。アメリカの独善的善を奉じる傾向を持つヤカラは実は特殊な信仰形態を持っている人々であることになぜ気がついてくれないのか。この私のサイトを見てくだされば、分かるでしょうが。

一神教はとかく排他的であり、自分が神につくという信条によって、無意識的利己主義によって毒され、勝手気ままをなす危険な信仰であるというわけであるが、確かにそうでしょうが、一神教を信じる人々の多様性を忘れていませんかね。その「一神教」というカテゴリでひとまとめにするその思考パタン自体が、「一神教的独善的思い込み」と同じなんですがね。

アメリカのしていることで、「一神教はコワイ」という刷り込みが、徐々に、しかし確実に蔓延していることは由々しきことです。

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このところテープとCDの注文が殺到して、一日中テープコピー作業で追われました。ご注文をいただいてから少し時間を要しますので、お待ちくださいますようにお願いします。

では、あす、温泉に行ってまいります。帰ってから31日にまた書けるかも知れませんが、取り急ぎ、みなさんも良いお年をお迎え下さい。

God bless the coming New Year!