No.3952の記事

Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 16KBたまにはアニメ―『ベクシル2077日本鎖国』。ストーリーはコチラを。3Dアニメと言うのだそうだが、キャラクターの動きや表情がかなり本物的(スクリーンセイバーがイイ)。映像的になかなか見ごたえのあるアニメだった。しかしこうしてリアルとヴァーチャルのボーダーがますます曖昧になるのだろう。

このアニメでも選ばれしニッポンがハイテクによって永遠の命を注入され、さらにハイテク鎖国してカプセル化するわけで、ニッポンが世界を制覇すると言う妄想的野望に囚われたマッド・サイエンティストが登場しているわけ。このあたり、ついニッポンキリスト教界の現状を連想した。カプセル化した1%の中で、野望に燃える牧師センセイたちや、各教団や何とか同盟の役員や理事とか、それぞれにこのカプセルの中で"制覇"を目論むわけで・・・。

さらには昨今、失われた十部族が日本にいるとかで、イスラエルのアミシャブも本腰で日本に調査に訪れ、さらにはこの8月には世界サミットが東京で開催されたとか!?日本が神のご計画の中心へとクローズアップし、神のご計画を成就する日も間近なのだ!立ち上がれ、選ばれしニッポンキリスト教徒よ!その筋のクリスチャンたちは自分たちの時が来たと、かなり興奮しつつ燃えているようだが・・・。

で、Dr.Luke的には・・・一言、コワイ。こういった肉を喜ばせ、扇動するムーヴメントには、私は特に何とも言えない戦慄をすら覚える次第。しかし今後この手の肉を煽るものがますます増えるだろう。ほとんど漫画なのだが、このサミットに国会議員だの、ニッポンキリスト教界の重鎮だのが参加していたようだから、まさにどこまでがヴァーチャルで、どこまでがリアルなのだか、よく分からなくなっているニッポン・クリがけっこういるのだろう。

ちなみに田舎で諏訪湖花火大会があって、私も諏訪湖の傍で気分良く眺めていたところ、突如、「悔い改めよ〜。義人はいない〜!ひとりもいない〜!イエス・キリストを信じない者は地獄に落ちて、永遠の裁きを受ける〜」との街宣車のスピーカーの声。有名な丸森の人たちとはやや違ったトーンだったが、いったいどんな教団のどんなキリスト教徒なのか。まったくの興醒め・・・。主イエスご自身はこんな野暮なお人ではなかったはず。諏訪湖の花火を一緒に楽しむ事はできませんでしょうかね。

というわけで、これがカプセル化したニッポンキリスト教の実態のひとつの象徴的な場面なのだ。世の映画やアニメの方が、平和ボケでカプセル化した教界よりは、はるかにプロフェティク(預言的)なメッセージを発しているではないか。やれやれ。

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アップロードファイル 5KBそして本日の一枚はMutya Buenaの"Real Girl"。最近、Jazz系とR&B系がかなりキテいるのだ。(写真はチネチッタ。何となくいイタリアぽく落ち着く・・・)アップロードファイル 73KB


では、iPodと共にこれから夕のジョッギングを・・・。