No.1004の記事

YAZAWAの真実

下の記事を書いていて思い出したのですが、予備校の同僚に大のYAZAWAファンがいるのです。彼が九州に出講したときのこと、博多の某高級ホテルに泊まり、そこのトレーニングルームに入ったんですね。

すると何とそこにYAZAWAが臨在(?)されたわけ。舞い上がった彼はYAZAWAの隣にポジションを取って、緊張しつつも何気に「自分はあなたのファンです」と、話しかけたそうです。するとYAZAWAの応答が「ええ、そうですか。人間、努力をやめたらおしまいっすよ・・・」と、極めて遜った丁寧な言葉で、その人生哲学を語ってくれ、最後に彼に対して握手をし、腰を曲げてお辞儀して去って行ったという次第。これで彼はまたまたYAZAWAが好きになってしまったそうです。あのYAZAWAがホテルに宿泊中はトレニーングに励み、一介の教師に話しかけてくれるなんて・・・。

件の杉本君はBMWに乗りたいだの、新幹線のグリーン車に乗れるだのと舞い上がってしまったのですが、実は私たち予備校講師もベンツかフェラーリに乗れると一流なんです(どこぞの牧師と同じだ・・・。ちなみに私は頑なにFORD一本ですが。)そして地方に行く時はなんとグリーン車なんです。まあタレントで言えば「営業」なんですが、地方の予備校などから1日特別講義を頼まれたりしたわけです。これはけっこう実入りがよくて、2コマほどこなして15万ほど稼げるわけ。ホテルもイイですし、食事も地元のけっこう好い所に案内してもらえます。

で、グリーン車に乗っていると実に面白い面々に出会うのです。まずは北島三郎。彼は周りにその筋の人たちをはべらせて、グリーン車の椅子をいくつも占拠してドカっと座っているのです。その周囲には一種異様な雰囲気が漂いますね。新幹線から降りると舎弟風の若者がゾロっといて、「ご苦労様でした!」とやっているんですね。スゴイ迫力があります。

次は野球の鉄人衣笠。彼は若い女性を連れて、何やら妖しげな雰囲気でした。こちらが見て見ぬ振りでやり過ごしましたけど。

それから英会話で一世を風靡したウィッキーさん。彼も若い女性ご同伴。なんと修学旅行の女子高生たちが彼を発見してカメラでパチリとやってしまったものだから、もう大変。あの温厚そうな彼が立ち上がっていきり立っているわけ。これも見て見ぬ振りでやり過ごしました。

そして最後は「やあ、映画って、ほんとにイイもんですね」の映画評論家水野さん。彼はひとりで何故かラジカセを持って大阪で私のすぐ前から乗り込んだのですが、何とも礼儀正しくて驚きました。きちんと人に道を譲り、車掌に対しても実に丁寧な応答をしていましたね。やあ、水野さんって、ほんとに礼儀正しい方なんですね。

村君もこれからYAZAWAに会うこともあるでしょう。繰り返すけど、ずっとグリーン車に乗れるようなビッグになるんだよ!