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文藝春秋の記事

今月号はなかなか面白い記事が目白押し。

愚かなり、市場原理信奉者:市場至上主義者の愚かさを論じた、数学者藤原正彦氏の論考。彼は、このサイトでも紹介したことがあるが、(数学者なのに!?)論理よりも情緒を大切にする。美しい1%の情緒が99%の論理を決めると主張されるが、市場原理至上主義も情緒を置き忘れ、獣化していると批判する。これにはまったくアーメン。ジャーヘッド化した神学オツムによる論争も同じ。口角泡を飛ばすのは、内面性の空疎さの兆候。(氏は新田次郎氏の子息であり、私は新田氏とは高校は違うが同郷。)

雅子妃、その悲痛なる決意:雅子様の病状の深刻さのレポート。これは予想を超えて深刻なようです。数日前にも指摘しましたが、秋篠宮家のオメデタは限りなく彼女の繊細な神経を傷つけますね。それにしてもマスコミの卑しい批判記事には腹が立つ。ネットで匿名に隠れて誹謗中傷が当たり前になったニッポン。人間はどこまで卑しくなれるのだろう。クリスチャンも例外ではない。

米国vsモンゴル帝国、どっちが強い:米国とモンゴルの類似性を論じた堺屋太一氏の論考。両国は徹底した報復策と物量主義と貨幣の統一によって大帝国を打ち立てるという共通性があるが、モンゴルは膨大な財政赤字とその徳の欠如によって滅びた。果たして米国の行方は?

その他:

堀江貴文、お子様資本主義の破綻
日本の常識44
辛光洙「取調べ捜査官」独占手記

などなど・・・・。760円は安いです(ちょっとCMでした)