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Dr.Lukeの一言映画評−ダ・ヴィンチ・コード−

カミさんと次女とで中華と紹興酒の夕食を取り、タップリと観ました。ストーリーと謎解きはそれなりい面白い。発想がかなり飛んでいるとは思うが。ダ・ヴィンチが教会(と言うよりは教界)に反抗したにしても、それは所詮当時のカトリック。真理ではありません。偽りが偽りに対して抵抗したわけです。それにしてもマグダラのマリアをイエスの妻かつ聖女にしたてたり、ユダの福音書ではユダを英雄にしたりと・・・。人間のイマジネーションは豊かなものです(笑)

しかしこの小説のメッセージは「すべては何を信じるかだ」と主張しつつ、暗に信仰の無意味さ、特に神が肉体を取ったことを否定したいようだ。まさに

偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。・・・人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。それによって神からの霊を知りなさい。

とあるとおりです。

でもね、やはりキリストご自身と真理、あるいは神のロゴスと書かれた御言葉に対する最大の障害(もっと言えば敵)は「キリスト教」と言う人間が作り出した宗教です。ダ・ヴィンチは当時のキリスト教には真理がなく、自然において真理(もちろん物理化学的)があることを見出したわけです。まあ、私も当時であれば、同じこと(=キリスト教への反抗)をしたかもしれません。今もそうなわけでから^^

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しかしダイエットと仕事でかなり疲労感が強かったが、今日はやや十分食べて豊かな気分でした。あと3週間・・・。