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人格障害者と犯罪

今回の秋田の事件で公開された彼女のビデオにおける行動と発言を見ていると、自己愛性人格障害および虚言性乃至演技性人格障害あたりが疑われる。自分の娘の死に対しては実に巧みに「被害者」を演じており、また男児の事件でも「親しかった者」の役割を実にうまく演じている。あれが演技やウソと思う人は、少なくともビデオを見る限りないであろう。彼らはそうやって生き抜いてきているから。自分でもその役になり切ることができるのだ。

この点、和歌山カレー殺人事件の真澄氏ときわめて類似する。彼らの特徴は自分本位な価値観と世界観に生きることにより、一種の異様な雰囲気を漂わせる。そして発言も周りの空気が読めないため、浮き上がる。かくして孤立感を強め、そのはけ口として子供などにあたることはよくある。今回最悪の場合、女児も同じ手によって殺害されている可能性が高い。孤立感・疎外感を持つ人格障害者による犯罪はまさに人間のつながりが切れてしまっている現代の象徴だ。