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亡国の書-『国家の品格』?

アップロードファイル 6KB前に数学者の藤原正彦氏の論考を参照してある論説を書いたことがあるが、今回BBSでご紹介いただいたエゼキエル氏のBlogで同氏のベストセラー『国家の品格』が酷評されていたので驚いた。

この方は私と同様に実名をもってネットで批判や主張を繰り広げておられる方で、その主張には大いに耳を傾ける価値があると感じているが、藤原氏を「白痴」とまで言われているので、かなり驚いている。藤原氏の言う感性とか情緒についてやや誤解されている部分があるのかなと感じている。数学者の情緒は相当に普通の方のそれとは異なるからだ。厳密な論理の上にある研ぎ澄まされた情緒だから。

個人的なことを言えば、藤原氏の父上は新田次郎氏であり、私と同郷の諏訪出身。高校は諏訪清陵高校。私はその格下の高校だったが^^同氏の彦の兄が気象学者の藤原咲平氏で、実は喘息と気圧の関係などの気象医学の創始者でもある。私もお弟子さんにお世話になったことがある。というわけで、藤原氏に対してはやや思い入れがあるわけ。

ただし、読まずしてこれ以上語ることはやめておこう。私は天の邪鬼なのでベストセラーもすぐには読まない。人々が忘れ去る頃にこっそりと読むことにしているのだ。

Commented by ジョナサン 2006年08月28日(月)01:00

まあ読んでみてください。私もちょっぴり期待して読んだんですが、「厳密な論理の上にある研ぎ澄まされた情緒」などとは無縁であることは、すぐにおわかりになります。同時に、なるほどよく売れるはずだと納得もされるでしょう。
「白痴」とまでは言いませんが、白痴と凡の中間です。これを暴露させてしまった編集者は、相当な悪党です。
もし、新田次郎が生きていたら、、、、、(恐

Commented by Luke 2006年08月28日(月)13:41

そうですか、さっそく読んでみます。

それにしてもこの宮内氏は実に興味深い方です。こう言っておられる:
http://blog.goo.ne.jp/ezekiel2000/cmt/f258255b45259a1ab3a87caa6f440aac

「キリストとキリスト教は別物!」−阿門。我完全同意彼的意見。