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ポスト小泉政治のゆくへ

NHKスペシャルでポスト小泉政権300日を観たが、一言、先が見えない。総裁は間違いなく安倍さんがなるのだろう。が、今日の日経でも指摘していたが、ポスト小泉の政治モデルが見当がつかない。ただ靖国参拝を4月にすませながら、「したか、しないかは答えない」とする安倍さんに一抹の懸念を覚える。この人、若いがかなり日本人の病理的集合的無意識を有しているようだ。

以前今後の方向はポピュリズムと民族主義であることを指摘したが、小泉さんは前者を巧妙に演出した。安倍さんはどうも後者の路線に乗りそうな予感がするが、いかがなものだろうか。私的には小沢さんに来年の参院選を踏ん張ってもらいたいと願っているが。日本人の大衆としての価値観や人気が大挙してある一定の方向へと傾くことは実に怖いのだ。しかし時代の霊は確実に日本人の病理的集合的無意識に対して働き掛け一つの方向を志向しているように感じる。

すでに指摘したとおり、商売で曇ったクリスチャン・メディアの「目」は当てにならないし、そこから提供される「情報」も相当に偏向している。今日、ひとりひとりが御言葉に立ち、内なる塗り油にとどまる必要が、以前にも増してある。

Commented by ひろこ 2006年09月04日(月)09:52

 今の政治の動きに対して、友との語らいの中でも心配しているものだが、このような動きを前回の選挙で国民は選んだわけである。一人ひとりが世の動きに関心を持つことが必要であり、どうしても賛成できないことには、反対だと意思表示することなのだけれど、なにがあろうか。 結論として国を動かしておられるかたがたが国民のこと真にかんがえてくれるよう、主に祈りましょうでおわった。

Commented by イザヤ・ベン・ハー 2006年09月04日(月)11:55

あの宮内氏は安倍氏についてルークさんと同じ方向の評価ですね。一筋縄でいかない人物と。またこれからの流れを国家的アイデンティティの問題として論じておられます。面白いです。
http://blog.goo.ne.jp/ezekiel2000/