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イジメ体質のニッポン

例によってSalt氏が面白いことをお書きになっている。

国からのお便りの次は、県からのアンケートだ。これがまた甲乙つけがたいほど情けない内容である。

道ばたや歩道橋の上でいきなり通りすがりの人を立ち止まらせて「あなたは神を信じますか?」とたずねるのも,漫才のネタにされるぐらいくだらない質問だが,それにどこか似たところがある。つまり,たとえ大事なことでも,ふさわしくない場面や方法で聞いてみたところで,何も得られないということだ。
・・・
半強制的にくばらされる手紙やアンケートの存在自体が、いじめを生み出すシステムの一部であることに気づくことがいじめ解決の第一歩であろう。

こういった時間と気分を浪費するペーパーワークが好きな連中が、先に述べた強迫傾向を有するニッポンの官僚たちなのだ。本音は彼らの言い逃れに過ぎないのだが。われわれ大学の教員は幸いこういった事柄から解放されているのだが、小中高の先生方にはほんとに同情申し上げる。

ちなみにわが中学の友人も校長先生コースを走ってきたのに、数年前にうつ病になってしまった。自己疎外の結末なのだが、無意味な雑用作業をわざわざ作って先生たちをこれ以上イジメるなと言いたい。先生たちが楽しく伸び伸びすれば生徒のイジメも少なくなるのだが。・・・と、ニッポンキリスト教界でも牧師と信徒もけっこうネチネチと互いにイジメ合っているような予感。

温泉までT-22Days

Commented by ひろこ 2006年12月06日(水)23:06

友人の言うことに教師たちは忙しい。書類提出が多く、学年会議も出来ず話をする余裕もないと。書類出しなければ、評価が下がるとか?校長は何年か前からあり、良心的な方は、心病み定年より、早めに退職されたかたもいる。

Commented by Luke 2006年12月07日(木)07:30

おっしゃるとおりですね、良心的な人ほど病んでしまう。かくして生き残る連中は良心が麻痺している者ばかりと。経済でグレシャムの法則があります。悪貨は良貨を駆逐する。同じことが教育現場でも起きているわけです。