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GOD VS. SCIENCE:A SPIRITED DEBATE

と題する記事が今週のTIME誌にあった。方やオックスフォードの進化論者リチャード・ドーキンス(このBlogでも何度も紹介しているが、例の『利己的な遺伝子』でミームを提唱した学者)、方や国際ヒトゲノム計画の代表フランシス・コリンズ博士。彼はクリスチャン。

ドーキンスはひたすら物質界での現象を積み重ねるならば神の不存在を結論すると主張し、生物の巧妙なデザインなどもすべて進化論的に説明できるとする。コリンズは科学と信仰は矛盾しないとし、進化論では、例えば人の高度なモラル性を説明できず、その価値観の源である時空間の外に存在する神を認める必要があるとする。・・・と言うわけで、いつもどおりのすれ違いの議論が延々と続き、ややドーキンス側から人格攻撃も・・・と危ぶまれたが、TIME誌が介入。で、両者の最後の言葉が面白い:

コリンズ:ドーキンスの主張する自然科学の見解には同意する。が、私は25年以上に渡って科学者また信仰者として生きてきたが、科学では私たちがなぜ存在するか決して分からない。私はこの解答を霊的領域で見出した。しかしこれは私が科学者として妥協することでは決してない。

ドーキンス:私は私の提示した説明で自然界のデザイン性も自然定数の調和も十分理解できると考える。もし神がいるならば、神が降りてきて十字架で死ぬと言った事件はとても彼の壮大性にふさわしくない。それはあまりにも偏狭である。神がいるとしたら、これまでの神学者が提示した神よりももっとはるかに大きくかつ理解し難い存在であるだろう。

科学と信仰。私にとっても何ら矛盾なく収まるのですが。むしろ矛盾し対立するのは、科学と神学であろう(心あるサイエンティストは躓きの石イエスに躓く前に、キリスト教神学でつまづくでしょうね、やれやれ)。そして私たちの信仰の核心はここにある。

神が肉体を取られ、人となったこと。

そして最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと

これを啓示するのは血肉ではなく天の父である。

Commented by Salt 2007年01月11日(木)12:46

どうせつまずくなら、せめてイエスさま御自身の人間性につまずいて欲しいですね。

神学対科学は悲しい構図です。

フォイエルバッハは、「神学とは人間学である」と言い放ちましたが、これは実はその通りですね。

ビートルズのジョン・レノンはこう歌っています。
「キリストさんよ。あんたの兵隊は臭いにおいがするぜ。」これもある意味同感です。まことの弟子(花嫁)と兵隊は別物でしょう。

ささやかであってもキリストのいのちの香を感じさせる者として,自分の立場や主張ではなく,自分自身を世に推薦出来るように努めたいです。

Commented by 神学 2007年01月20日(土)02:30

難しい神学云々というか、そもそも復活などそれ自体につまづく人が多いので、信者が増えないのでは?
復活など基本信条をすんなり信じられる人は、むしろ神学を受け入れる土壌があるとすら思います。