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Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 27KB午前中はプールとサウナ。午後は映画−『バブルへGO』。90年3月にMOF(大蔵省)が不動産融資への総量規制を決定してから、不良債権の山が発生し、失われた10年以上を経験したわけだが、タイムマシンで2007年から1990年に飛んだ主人公の活躍によってその規制を発効しないようにするわけ。大体どんな映画かは見えていたが、いやあ、実に抱腹絶倒、楽しい映画でした。

90年のワンレン・ボディコン・ファッションの風俗に現代の若い子が飛び込んだらどうなるかと言うシミュレーション。ケータイもなく、駅ではSuicaもなく、カチカチと駅員が切符を切っているわけで。六本木のディスコでお立ち台のイケイケダンス。六本木交差点のアマンドが懐かしかった。主人公がボディコン姉さんを見て、「眉毛、ふってえ!」と叫ぶのが笑えた。

私の当時はと言うと、5,400万のローンで、毎月36万を返済してなお、未払い金利が積もると言う状態。で、その総量規制の後、不動産投資に対する税制も変わり、私もアメリカのオフィスビルの投資がポシャッたわけです。それから8年間の裁判となったわけですが(→記録)、主の御手の介入により全面勝利だったので、生活自体は何も変わっていないのです。ちなみに映画でも出たが、私たちが訴えた長銀はつぶれてしまった。あのバランスの悪いビルの前でシュプレヒコールをやったものです。結果としては、この10年近くの低金利は助かった。しかし確かに社会は変わりました。

同時にキリスト教界も。わけの分からんアメリカの油注ぎの器とかが訪れるようになり、クリスチャンが金歯金粉を求め、床を転げ回り、獣のように叫び・・・となっちゃったわけで。

まあ、こういった映画ができるのも、人々が少しはホッとしつつあるからかも知れません。しかし依然として800兆の国の借金と、地方を合わせると1,000兆近くあるわけで、映画では後2年で日本経済は崩壊すると言っておりましたが(→借金時計)。夕張市を100倍するとニッポンの現状になるそうですから、予断は許しません。で、今、日銀が金利を上げる時期を伺っているわけですが、上げればこれでまた借金は増えることは確実。しかしこのままだと円安が進みます。さてさて、日本の舵取りは・・・?

とりあえず、この17年間を振り返りつつ、自分の愚かさも賢さも笑い飛ばしたい人はぜひご覧下さい。しかし当時はこんなサイトを作って、ニッポンキリスト教界のわけの分からないビョウキの人たちに絡まれたりしてるなんて、誰が想像したことでありましょうか(汗)

追記:思い起こしてみると、私の人生の青写真の原点は85年の『金曜日の妻たちへ』によるかも。郊外のパティオのある家で友人たちを呼んでパーティ。そんな家を持ちたくてと夢を見ていた20台が懐かしい今日この頃であります。