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今日の一冊

アップロードファイル 6KB朝から咳と熱が出てダウン。一日中寝ていた。で、寝床で読んだ本。『アメリカの日本改造計画−マスコミが書けない「日米論」− 』。アメリカとニッポンの関係はすでに病理的であり、政治的去勢、軍事的去勢、経済的去勢の三つの去勢によって、対アメリカでは自立できないことはここでも何度も書いてきた。私の歴史観は「精神病理史観」と言えるが、ニッポンはアメリカとの間でエディプス葛藤を抱えたまま、自立を妨げられているわけ。本書はニッポン社会の様々の領域において、いかにアメリカによる対日戦略工作がなされているか、各分野の専門家が論じたもの。かなり面白く、一気に読了。彼らの主張からみて、今後のニッポンは弱体化することは確かなようだ。前にも書いたが、とりあえずサバイバルするには、日本人としてのアイデンティティとプライドを捨て、アメリカの51番目の州となることか。あるいはそれらを保って貧に甘んじることだ。