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タコ部屋の真実

山梨のゴルフ場で3人の遺体が発見された。日雇い労働者で飯場で働いていた人であろう。寿町にいた頃この手の話はよく聞いた。山奥のダム建設現場などでは、田舎から夜逃げしてきたような人々を拘束して(これをタコ部屋という)、体力が弱くなったら生きているうちに埋めてしまうこともあったという。

ゼネコンが仮に10万/日の仕事を請けると、下請け、孫請け、ひ孫請けと回し、その間にサヤを抜いて、一番下の日雇いの人には1,000円となる仕掛け。間は文書を回すだけで何もしないで分け前に与る。日本社会の象徴である。

タコ部屋に一人売ると50万ほどが相場。上野駅で東北から家出してくる少女を風俗に売ると一人100万円だそうである。こういう人たちを手配師という。要するに人身売買である。悔い改めたある元手配師のオッチャンは若い頃400万/月の収入があり、かなり羽振りがよかったらしい。

ちなみに、寿町でイエスを受け入れた元ヤクザの組長が真顔になって告白した、「先生、実は、むかし、自分は人を一人やっちまって、○○に埋めたままなんだよ。どうすりゃいいのかね」・・・彼は今ヤクがらみの別件で服役している。