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アラファトの資産

彼は何と世界の富豪第7位とか。その上PLOの公金をすべて自分の個人口座で管理しているそうだ。驚きですね。アラファトも精神的にちょっと危ない感じがしていたが、まあ、引き時かもしれません。

パレスチナが貧困であることは、私もイスラエルに行った時、特別自治区のホテルに滞在して分かりました。荒れているのです。ある日にはベツレヘムのホテルの外で、機関銃の音がダダダダっとして、驚きましたが、幸いテロではなく、地元民の喧嘩のようでした。

そのすぐ後に食事に外へ出たところ、パレスチナの群集が溜まっている脇を通って、アラブ系のレストランで貧しい食事をしました。ナンに香辛料の入ったペーストを塗って食べるわけです。印象としては、自治区の中に閉じ込められて仕事もなく、イライラしているんですね。自治区から出る時にはイスラエル兵の監視があります。イスラエルに入ると光景も全然変わるわけです。今はあのパライノドによる塀がそびえ立っているのでしょうね。

私は前にホームレスの寿町に2年間ほどいましたから、ちょうどあんな感じです。寿町は横浜の真っ只中にあるスラムみたいな町で、映画のセットに入ったような感じがします。パレスチナの人々は確かに追いやられています。

そのPLOのリーダーが世界の大富豪とは!?彼の個人資産と公金の管理を誰が受けるのか、リーダーは誰になるのか。一説ではアッバス氏だそうだが、これから内部の葛藤も吹き出るであろうし、ブッシュは上院も下院も取ったそうだそうだから、やりたい放題できるだろうし、シャロンはちょっとパラノが入っているし、世界はますます混迷を深めそうだ。

で、人々がまことのリーダーを求める時に天才的手腕を発揮するいわゆる666が出るのが「レフトビハインド」式の終末論なわけであるが、果たしてニコルみたいな人物がすでに地上に生きているのだろうか?主イエスを排した和平は偽りであるが、戦争で血と肉が飛び散るのももういい加減にして欲しい。