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証言の真実性

安倍さんを訴えている人は涙ながらに「圧力を受けたらしい」と、上司の話として証言している。4年前の事実関係が「らしい」の連続であるとは、ちと?である。

カウンセリングや精神医療の現場でも、患者さんが医師から虐待を受けたなどの訴えをなすことがよくある。欧米では、実際にカウンセラーや医師が訴えられている。そしてこの種の裁判は何が真実で何が偽りかをめぐり、ほとんどワケの分からないものとなる。この職種は外科医とはまた違うリスクを常に抱えている。

前に養老先生の「記憶が嘘をつく」という本を紹介したが、脳の中で起きることは、実は現実と空想(妄想)のボーダーは相当にきわどい。また最近ではサイコセラピーが虐待の記憶を作るといった報告もなされている。特に病的傾向のある人はそれがきわめて顕著となる。

今後の安倍さんの活躍を期待している私としては、NHKの混乱と朝日の思惑が絡んでいるだけに、その動向がかなり気になっている。