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映画評(続き)-真の勇気-

主人公はイスラムのサラディンとの戦いでエルサレムを放棄するわけだが、その理由はただひとつ:民衆のいのちを守るため。これを条件に降伏するわけ。指導者が何をその決断のプライオリティーにするか、メンツを保つためにエルサレムを死守するのか・・・。

「華氏911」は少々ノーブルさに欠けていたが、Kingdom of Heavenは14万の一般民衆をイスラエルの利益と「自由と正義」の名の下に殺したブッシュに対する高貴なメッセージがあるように思えたが、私の読み過ぎか・・・。

"The Kingdom without conscience is nothing."という台詞も中々よかった。