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8・12負い続けるもの

あの御巣鷹の事故から丸20年。あの日のことは昨日のように覚えている。当時長女がようやく8ヶ月で、田舎の諏訪に帰省していた。

夕方、突然NHKで木村キャスターが「そんなこととはどうでもいいから、乗客の氏名を読んで!」と叫び出した。JAL機が行方不明とのことで、一時は不時着したようなニュースも流れたが、結局はダメだった。大脳研究で有名な塚原仲晃氏も乗っていた。

先ほどの再現ドラマによると高浜機長のご家族は世間の非難を一身に浴びた15年を過ごされた。ぶつけどころのない怒りを遺族もどうしようもなかったに違いない。共に被害者なのだ。ヴォイスレコーダーが公開されてようやく和解の時が訪れた。

私もこの事故に関する本をできるだけ集めてきたが、最近出た本でDVDに音声とCGによる再現映像を納めたものがある。ある新聞社の元記者の方が書かれたが、これを見るとその緊迫感がモロに伝わり、特に最後の衝撃音を聞くことは相当に勇気が必要。事故調の文書化された台詞と、DVDの音声は明らかに異なるものがある。

結局事故調の報告に疑念があることを指摘しているが、いったい当局は何を守るために、何を隠しているのだろうか。救助に向かうまでの混乱も疑問。アメリカ軍は場所を特定していたのだ。ここにもアメリカの国益が絡んでいることは間違いない・・・。

高浜機長のご家族と乗客の遺族の皆様の負い続けてきた、そしてこれからも追い続けなくてならないものを思うとき、実はイエスがそれをすでに負って下さっていることを彼らが知ることができるように祈るのみである。

Commented by kamekame 2005年08月14日(日)20:41

アーメン