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真実を知ること

あすはまたオープンキャンパスでお客様の接待なので、午前中プールとサウナ。障害者を持つ家族たちがスキンシップをはかるために大勢来ていた。しかし福祉現場では予算のカットなどで相当に苦しいものがあるとのこと。私が知っているある精神障害者をケアする施設でもほとんど国からの援助はない。スタッフはボランティアなのだ。ニッポンは、社会の役に立つ者は手厚く、役に立たぬ者は切り捨て。

昨日紹介した『文藝春秋』は、かの田中角栄を追い詰めた雑誌であり、内容は相当に硬派である。しかしこの雑誌の情報量は相当のものがある。今回も政府が隠している情報を赤裸々にレポートしているが、これを見ると「無知は罪である」と思わざるを得ない。ホセア書には「わが民は知識がないことによって滅びる」とあるが、無知が国全体の将来を左右するのだ。このような雑誌が『女性セブン』くらいに売れるならばニッポンの将来は明るいのだが・・・。

東洋のリチャード・ギアとかヨイショされて大衆迎合のうまい人物がとった今回のコロセアム型選挙はおそらく今後のニッポンの進路を決定した。もう一度繰り返すが、われわれはすでに種を撒いてしまったのだ。その実を刈り取るものもわれわれ国民である。過ぎし10年間はバブルに踊った後始末だったが、来る10年は小泉氏に踊らされた実を刈り取ることになるだろう。確かに効率はよくなる。自由競争もできるだろう。しかし徳はない。ここでもニッポンの将来像を予測しているが、今のアメリカを見ればある程度見えてしまう。

さて、さて、お覚悟はできていますかな、各々方・・・。