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世界の行方

また山谷氏のBBSに興味深い記事がありますね。再建主義のゲイリー・ノースは、再建主義社会が実現する条件は、一度現在の世がカタストロフ(破局)を経る必要があると言っているようです。これに対して財前二郎氏が質問しています:

再建主義はポスト・ミレ、つまり現在はすでに千年期・新天新地であり、これからの世界はあまねくモーセ律法を適用する神の統治による社会となり、この地上に神の国が成就して後、イエスが再臨されると信じます。

一方ディスペンセイションではプレ・ミレ、つまりこれからの世界はますます悪くなり、滅びがおとずれ、その悲惨の極みに主イエスが再臨され、サタンを千年間穴に閉じ込めて地上に王国を設立すると信じます。

再建主義はこの見方を悲観主義であると非難します。が、何とそのメインの論客自身が自分達の主義社会の確立のためには、一度今の世が滅びる必要があると語っているとは!?驚きです。

では、果たして聖書の預言はどちらなのでしょうか。素直に読めばプレ・ミレと読めるのですね、私的には。私の個人的立場はプレ・ミレですが、あえてこれをケンケンガクガクと主張するつもりはありません。その預言を成就されるのは神だからです。

私があえて主張するのは、今この時、いのちを阻害すること、いのちを抑圧する教えに対しては、かなり反応します。私たちは将来に生きる者ではなく、また過去に生きる者でもなく、今に生きる者だからです。この時にいのちを育て、生きることが私たちに課せられている責任だからです。再建主義はあきらかにこのいのちを阻害します。

Commented by 財前二郎 2005年12月07日(水)22:07

はじめまして。少々ふざけたHNですみません。外科医さんがおられましたので、つい。
再建主義についてはチラホラと知っておりましたし、山谷さまとの大論争も見てはおりましたが、こちらのハードコアの議論でその本質が見えました。
それまでは終末論が聖書預言解釈としてプレミレかポストミレかの違い程度にしか思っていなかったのです。Lukeさんとのディスカッションで再建主義の本質がどこにあるのかはっきりと分かったことは感謝でした。
こういった思想というか主義が現われて来て、再建主義を信じない者は悪魔に組する者であり、呪われよ、とする時代に入ってきているのですね。
改めて終わりは近いのかなと感じ入っております。

Commented by Luke 2005年12月07日(水)22:52

財前さんの質問に対して山谷氏が回答を与えていますね(→http://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=makotoyamaya-lj)。再建主義の重鎮ゲイリー・ノースの世界滅亡の「外れ預言」です。

しかし面白いですね、富井氏は世界がこれからモーセ律法による「神の国」化され、輝かしい栄光が待っていると力説しているのに、ゲイリー・ノースは世界の滅亡を待っていると・・・。

何と言うか再建主義の自己矛盾的性格が明確に現れている感じです。やや解離性人格障害か分裂病質的人格障害かと言う印象です。いずれにしろ少なからず病的ですね。