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すべては実で判定せよ

このところ再建主義の富井氏のBBSとかつて彼と激論を交わされた山谷氏のBBSを行ったり来たりしていたが、かなり面白い、そして重要な論点を拾えたと思う。

再建主義の自己矛盾的分裂病的性質はすでに明らかであるが、彼らが触れている論点はとても大切なもの。そしてニッポンキリスト教がほとんど抜けている部分である。

実は私自身も再建主義のこれほどに深刻な病理は知らなかった。人をどう理解するか、神は人に対して何をしてくださったか、また下さるのか−ここがすべての出発点。これが狂うと、聖書を用いながら、人を忘れた「神学」はある種の狂気へと走るのだ。

すでにゲイリー・ノースは「外れ預言」の前科者であるわけだが、果たして他の再建主義者たちはどのような実を刈り取り、どのような人生を送るのだろうか。これが今の私の最大の興味の中心である。

Commented by 心配性 2005年12月08日(木)01:16

「このところ再建主義の富井氏のBBSとかつて彼と激論を交わされた山谷氏のBBSを行ったり来たりしていたが、かなり面白い、そして重要な論点を拾えたと思う」

私も、無責任ながら、面白く読ませていただいています。LUKEさんと同じように、私も再建主義には、一理あるとおもいながら(富井さんには引きながらも)、ウオッチはしていました。
ただ、行ったり来たりしていますと、山谷さんの発言は落ち着いて読めるのですが、最近のLUKEさんは、富井さんに引き倒されそうになっているのではないかと、内心ちょっとはらはらしています。LUKEさんと富井さんが何か似たもの同士のように思われるのです。

そろそろ、再建主義(というか富井さん)の病理も見えてきたことですし、LUKEさんもあまり萌えすぎないようになさった方がよいのではと、ゆったりとしたいのちの恵みへと傾いていただきたいと思います。

Commented by Luke 2005年12月08日(木)09:19

はい、ありがとうございます。その時期かもしれませんね。おっしゃるとおり、私が彼のことが気にかかるのは、「私」を彼の中に見るからです。ある種の親近感を覚えますし、同時に反発を覚えるアンビバレンツがあります。当初ハードコアで「対話」をはじめた時点では、共有できる期待も持っていたのです。もしかすると向こうもそうだったかも知れません。その残念さがくすぶっているのです。

正直に申しますと、これは山谷氏にも申し上げたのですが、何とか彼を再建主義からこちらサイドに戻して上げたいという気持ちがある(あった)のです。しかし現段階ではますます彼の確信を強めてしまうようです。距離のとり方は意識しているつもりです。

再建主義はある種の知的性向をもつ人々にはかなり魅力があります。生まれながらの正義感にジャストフィットし、一種の爽快感があります。現状の教会と世のあり方に不完全燃焼をして、もだえている人々には大きな魅力です。多分ニッポンでは広まることはないでしょうが、一部の人々に支持され続けるでしょうね。