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いよいよ2006年始動

ついに明日から始動です。時の流れは実に早い。どうも私は寒冷アレルギーがあって、気管支の狭窄を起こして呼吸が苦しくなるのですね。ちょっとツライ。

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アーサー・C・クラークの映画『2010年』のDVDを観た。当時から見た2010年ももはや目前であるが、現実の方が進んでいる場面と、遅れている場面のズレが面白かった。HAL9000のような自由意志的意識を持ったコンピューターは絶対無理(HALはIBMを1文字スライドさせた)。コンピューターはまさにカルバン的。運命(プログラム)の中でしか動作しない。現在量子コンピューターが提唱されているが、これも自由意志は持ち得ない。

対して人間の意識は自由意志を持っており、同時に物理科学的現象とシンクロしている。私たちが意志を働かせる時、大脳内における物理化学的現象が生じるのだ。この意識と物理化学的現象の関わりのメカニズムはどうなっているのだろうか。

ウォッチマン・ニーらに影響を与えたG.H.ペンバーの"Earth's Earliest Ages"によれば、創世記2:8に基づいて、神が体(soma)を土から造られ(=物理化学的存在)、霊(pneuma)を吹き込まれたとき、体と霊の相互作用によって魂(psyche)が生じたと説明しているが、これはサイエンスから見ても実に興味深い研究領域なのである。

物質と精神の関わり−私もこの20年ほど考え続けている。