* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
原油価格が高騰を続け、ついに70jを突破。車を常用する私的にはキツイものがある。ブッシュの戦争は結局は大義妙分もヤラセであったし、フセインがある意味で気の毒にも思えるほどであるが、この戦争と原油高騰によって確かに誰かが儲けているのだ。
株式投資をしていると、株価の動きがいかに人為的にコントロールされているか、手に取るように分かる。特に仕手株と言われるものはその価格の動きに明らかな意図がある。一般投資家はこの目先の動きに釣られて損をする。
世の動き、さらには歴史は偶然によって動くものではなく、裏に意図がある。この意図を汲み取らない限り、庶民は目先に翻弄されるだけ。それによって誰が得をし、誰が損するのか、世の現象において常にこれを頭において読むと良い。今回のヤラセ選挙も同じ。「国民のため〜」と言う掛け声の裏に、実は誰かがそれ以上に得をするのだ。
聖書預言解釈のフィルターを通してイスラエルの利益のため(と彼らが思い込んでいる)のイラク戦を応援したイスラエル・フリークのクリスチャンたちも、何のことはないブッシュに踊らされただけ。クリスチャンを騙すことは、むしろノンクリスチャンよりも簡単なこと。世において実績を上げた人でも、ニッポンキリスト教にハマルと何故かキレが悪くなって、ナイーブ化し、自分で考え判断することを放棄して、おとなしい羊へと飼い慣らされるのは不思議なことである。
キリスト教という宗教からのExodusが急務なのだ。
小泉氏の支持率61%、内閣の支持率46%だそうだ。ポピュリズム嗜好を刺激された大衆は、迫力ある(というか、鬼気迫る)パフォーマンスに実に弱い。反対勢力は「造反組」とレッテルを貼られ(何となく中国の文革や北朝鮮を連想させるが・・・)、すっかり悪者扱い。いわゆる勧善懲悪ドラマと同じ構成。このあたりはブッシュと共通する。対するオッボチャマ民主党は小泉氏の迫力に押され、どうもその存在自体が薄い。
あの目つきはどうもフツウではないと感じていたら、午前の番組で小泉氏のルーツがあの「角福抗争」に由来していることを解説していた。要するに中曽根氏の"裏切り"で福田氏が角さんに負けた因縁の一件。小泉氏は福田氏を抱いて号泣したそうだ。前の中曽根氏に対する態度も、対する今回の参議院の中曽根Jr.の動きもなるほど、その因縁と分かる。「派閥をぶっ壊す」はここにある。また小泉氏が郵政大臣だった時に官僚から受けた仕打ちに対する因縁も篭る。
衆議院を当て付け的に解散し、造反組をあくまでも冷遇する小泉氏のやり方は確かにdue processかも知れないが、コワイものを感じさせる。怨念はコワイ。私なども意図せざるして人の恨みを買う経験があるが、その憎悪をぶつけられ、その心の闇の病理を目の当たりにすると、実にぞっとするほどに怖さを覚える。これがクリスチャンと称する人であるならば、いわんや小泉氏をや、である。
これまでの派閥政治を壊すはよし。が、その動機とエネルギーの源が憎悪と因縁にあるならば、これは将来に禍根を残す。これはブッシュとフセインの因縁によるイラク問題も同じ。どこに落とし所を想定しているのか?
今年の夏は確かに暑いが、クーラーが要らなくなるほどに寒々したものを覚えているのは私だけであろうか。
予備校での仕事の後、車修理にディーラーに行き、取って返して家内と次女といっしょに表題のレイトショーを観てきました。疲れているとは言え、映画はひとつの活力源です。
十字軍とイスラムの聖地エルサレムを巡ってのむなしい戦いを描くと同時に、主人公に「神の国は心の中にあるのだ。決して敗北することのないキングダムが・・・」と言わせるリドリー・スコットは信仰を持っているのだろうか?
世界の重石エルサレム。地上天国は統一協会も実現させようとしているが、クリスチャンも同じ過ちを犯しそう。このBBSのベニーヒン批判を見て反撃メールを送られた某クリスチャン団体の長の方がおられるとか?このサイトがそんな影響力があるとは思えませんが、驚きました。
現代の預言者集団による"宗教改革"やブッシュによる"十字軍"的イラク侵攻において、「フセインよ、神がお前を裁く!!!」と叫んだ福音派の牧師たち。ちょっと何かが狂い始めている感じがして、kamekameさんの言われるとおり、ちょっとというか、かなりコワイですね。普通が普通でなくなって、病識を失うことは重症の証拠。
ああ、気の小さい私は益々山に引き篭もりたくなってきました・・・。ちなみに映画の最後で、故郷に帰った主人公がエルサレムを守った英雄扱いされる場面で、「私は単なる鍛冶屋だ」と言う部分、いいですね。普通の人であることは幸いです。
やれやれ、教書演説では力による自由と民主主義の守護者として、自信がみなぎっていました。イランとシリアあたりがテロリストの温床として次回候補のようですね。
イラクではシーア派とスンニ派の分断で内戦が心配されるようですが。
やはりどうみてもコワイです・・・。
イラクの選挙は自爆テロなどで案の定。どうやって収拾するのか。候補者が名乗りを上げないで、誰にどうやって投票するのか。ラムズフェルドは「やらないよりまし」と言っているが、何と言う無責任。彼らには「自由と民主主義」ではなく、「善良な独裁者」がいればいいのだ。何しろ「千夜一夜物語」の人たちだから。ああ、これ以上の血が流れることに対して、私はもう目をつむってしまいたい。
いよいよ、あすイラクの選挙の日。皆様に率直にお聞きしたいです。「あなたは投票に行きますか?」
テロリストたちは虎視眈々と選挙の妨害を企てています。選挙に行くことはただちに命を賭けることを意味します。ブッシュの宣言する「自由と民主主義」のために・・・。
本当に「強制された民主化」のために命を賭ける必要があるのでしょうか?・・・私はふと考えています。多分私は行かないかもしれない、と。命をかける対象はもっと別にあるのでは?と。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050129-00000028-san-int
6chの筑紫さんの特番は面白かった。ブッシュの生い立ち、スカル&ボーンズとの関わり、福音派との関係など。この種の話がTVのゴールデンタイムで取り扱われるのも、ブッシュならでは。
イラク戦での情報戦略(ヤラセ)の裏話などもレポートされていた。もう少し突っ込んで、アメリカの隠れた権力構造も暴いて欲しかった気がするが・・・。
それにしてもロシアのプーチンの沈黙が不気味。ウクライナ選挙ではアメリカに見事にやられていますからね。この4年間はほんとにワクワク・ドキドキしますよ。